タイパがいい？わるい？
「ママ 、それはタイパ悪いんじゃない？」
次女のなっちゃんから声をかけられた。
YouTube で好みの曲を探していた私。
癒される音楽を探していた。
「遅くて見ていられないよ」
そう言って私の手から iPhone をとりあげて
探して選ぶ手元の早いこと、
「こんなのどう？」
うん、なかなかいい感じだね。
コーヒーを飲みながら、しばしリラックスタイム。
ところで、タイパってなんだ？
タイムパトロール？いやいや SF じゃあるまいし。
大学生の頃にダンパってあったなあ。
（知らない方のために・・・・・ダンスパーティーの略）
タイパってなに？
あつこ「なっちゃん、タイパって何？」
なっちゃん「タイムパフォーマンス。略してタイパ」
あつこ「はあ？」
なっちゃん「コストパフォーマンスってあるでしょう。
費用対効果、コスパともいう。
美味しいご飯が安く食べられると、コスパがいいって言うじゃない」
あつこ「それはママも知っている」
なっちゃん「それと同じでタイパはタイムパフォーマンス。
かけた時間に対する満足感みたいなもの」
あつこ「つまりママはノロノロと選んでいたというわけか」
なっちゃん「そう、そんな時間をかけないで直感で選ばなきゃ」
実は先月から YouTube Premium に加入した。
宣伝の多さにほとほと嫌気がさしたから。
なっちゃん「せっかくサブスクに入ったんだから、
タイパよくしてどんどん見ようよ」
あつこ「ほおお」
イントロなし？
最近のヒット曲のイントロは短くなっている。
例えば記事に載っていたyoasobi
さすがのテンポの良さだ。
なるほど。目（耳）に触れたその瞬間に最高速度を見せるのね。
クリック勝負？
コラムのタイトルに
「 運を良くするたったひとつの方法」
「長生きしたいならこの三つを守るだけでいい」
パッと見た目で内容がわかるように
数字や効果を強調する。
説明調のながーーーーいタイトルも多い。
それもこれもパソコンや iPhone の画面で流されないためだ。
クリック勝負なのだ。
つまらなければどんどん忘れられる。
ドラマを見るのも早回し。
ごはんはウーバーで楽に早くに。
料理も時短が当たり前。
タイパが勝負。
それは便利でいいような。
でも本当に大事なものまで流れていってしまうような。
いわゆる「今どきの若者は」って文句を言いたくなるような場面。
昔からあった？
夫にヒット曲の話をした。
理科系オット「イントロないって、昔からあったよね。
例えばチューリップの『心の旅』」
あつこ「♪あー、だからこんやだけは・・・。
確かにそうだね。しかもそれがサビの部分」
理科系オット「今ほどたくさんないだけで」
ーーー
録画の倍速再生は我が家もやっている。
我が家のテレビ（REGZA）にはタイムシフトという録画機能がある。
特定チャンネルを２４時間録画している（2週間たつと消える）。
例えば相撲。
お気に入り力士のところだけをゆっくりと見る。
ニュースもそう。
最近のニュースは地震があると延々とその放送を続ける。
地震は確かに大変なことだ。
同じような内容を繰り返し放送して
それだけで終わってしまうとガッカリする。
ニュースも
興味のないところは飛ばしている。
自分の興味のあるところをさっさと探す。
いわゆる「タイパをよくする」をやっていたのだ。
本当の「タイパがいい」は？
今時の若者は・・・といいたくなるが
かつて若者だった世代だって似たようなことをやっている。
ダラダラと意味もなくネットサーフィンを続けてしまう。
（わたしだっ！）
タイパ良い行動と思われる素早いクリックで
いつのまにか無駄な時間が積みあがる。
結局のところ何をしたいのか。。。。。
大事な場面や、
理解しなければいけない物事に出会った時に
じっくりと時間を使おう。
ここぞ！という時の耐久力をつけなくちゃいけない。
こどもの話を聞く
自分の学びに向き合ったり
将来の計画を立てたり・・・。
・素早く選択する
・大事な時には心して時間を使う
この使い分けができるのが
本当の「タイパがいい」だろう。
あつこ「ほんとうの『タイパがいい』をママは目指すよ。
それはね・・・」
と、なっちゃんに話しかけたら
なっちゃん「もう時間ないから行くね」
と、すげなく断られた。
投稿数が1500を超えているため「あつこのnoteの歩き方」を説明しています。 https://note.com/atsuko_writer55/n/n30e37e8ac4dc マガジンをフォローして、もっとあつこのnoteを楽しんでくださいね。 noteのお友達、大好きです！