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学んだことを活かす方法~『すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法』~

『読みたいことを書けばいい、人生が変わるシンプルな文章術』の中で、言いたいことを「15字くらいでまとめる」という文章があります。

人々の目に入るのは1秒以内と想定しなければならない。ページをめくる瞬間や、通勤通学時に目に止まるかどうかだ。そこで人々を一瞬で「キャッチ」しなければならない役目を持った言葉を「キャッチコピー』と呼ぶのである。
なので、15文字くらいでまとまらないと、広告メッセージとしては長すぎる。

『読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術』

この部分を読んで『すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法』(浅田すぐる 著)を思い出しました。

読んだのは2年前ですが、それから「20字」を意識するきっかけとなりました。今日はこの本について書きたいと思います。

20字であれば、なんでも一言で言い表せる

なぜ、20字なのでしょうか。

その理由はヒトコト、「20字あれば、メッセージを表現できるから」です。
たとえば「俳句」。
周知のとおり、俳句は「5・7・5」の17音で成立している言語表現ですが、(中略)句読点を加えれば合計20字となります。
また、原稿用紙の1行も20字です。

『すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法』

”日本語というのは、20字あれば、伝えたい内容が表現できる言語なのだ」という世界観で眺めてみれば、多くの読者がその理由を納得できるのではないでしょうか。”とのこと。

『読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術』でも一瞬で人の目を引きつけるのは15文字くらいとあるので、やはり、15~20字でまとめるのがいいのでしょう。

学んだことを忘れないために必要なこと

この本のテーマは「アウトプット力を高める学び方」です。

アウトプットとは人に「説明」できること

人に説明できる状態になるために

①目的の明確化
②思考整理
③端的な要約

この3つが必要だといいます。

「読んだらおしまい」の読書にしないために、本を読む前に目的を明確にして、読みながら目的達成に役立ちそうなキーワードを書き出していきます。

書き出すときに「20字にまとめる」という制約があることで、思考が整理され、シンプルな言葉になるまで「考え抜く習慣ができる」というのです。

わたしは、この本を読む目的を「伝えるポイントを的確にとらえる方法を知る(20字)」と決め、キーワードを20字でまとめながら読んでいきました。

そして、わたしがこの本で最終的に学んだことは「相手が行動に移せる表現でまとめると伝わる(20字)」です。

行動に移したいなら「動詞」を「動作」にする

本を読んでも行動できない人が多いのは「読んで満足」という価値観の読者が多いことと、本に書いてあるのも「行動」に移せる書き方ではないのが原因なのだそうです。

どういうことかというと、たとえば「目的を意識する」では何をしてよいかわからない表現だというのです。

「行動できないフレーズのことを、私は「動詞」表現という言葉で定義しています。
 一方、「行動に移せるレベルのフレーズ」については、「動作」表現という言葉を充てています。

(動詞)       (動作)
・目的を意識する →意識したい目的が書かれた紙を繰り返し見る

なるほど。
目標を立てるときも同じですね。

「noteの更新をがんばる」では具体的に何をするかはっきりしません。
「noteを毎日1日更新する」だとやることが明確になります。

まとめ

今まで紹介した以外の要点を20字ずつでまとめてみました。

・本を読みながらキーワードを20字でまとめる
・チャンスを授けてくれるのは自分以外の他者
・アウトプットは「他者貢献」を主目的に行う

2年たっても、20字を意識しているので、わたしはこの本を読んでおしまいにせず、行動に移せていたことにちょっと驚きました。

20字にまとめるのは、少しゲーム感覚でおもしろいからかな。
でも、20字にこだわりすぎて、時間ばかりかけるのは、本末転倒。
ほどほどが大切です。


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