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子どもたちも安心する年金の話

「優しいお金の話」 ここでは中学生でも理解できるように分かりやすいお話になっているので、是非自分のお子さんにもシェアしてほしいと思います。話し言葉の方が頭に入りやすいと聞いたので、話し言葉で失礼します。

コロナ禍になってから「投資」というワードが世の中に盛んに出るようになりました。iDeCoやNISA、積立NISAもそうですよね。これらは、国や企業が国民の面倒を見れないから自分達で資産形成するようにしましょうね。ということで始まりました。しかし、まだ多くの人はiDeCoやNISAのことをよく知らないんです。知っていると思っているだけで実は理解できていません。

そもそも論、老後2,000万円問題があるからといって、老後までに2,000万円持ってないと死んでしまうと思っている人が多いんです。年金も、ギリギリ1ヶ月生活できるほどしか貰えないと思っている人が多いです。

なぜそう思い込んでしまうんでしょうか?

誰もそのような事は言っていないはずです。

まず、多くの人が誤解していることは、年金は積み立てているものだと思っていること。これは違います。
日本の公的年金制度は、「修正賦課方式」というものです。
賦課方式というのは、年金支給のために必要な財源を、その時々の保険料収入から用意する方式です。現役世代から年金受給世代への仕送りに近いイメージです。ですが、今の日本は”修正”賦課方式です。
修正賦課方式とは、引退世代への給付については基本的にその時の現役世代から徴収した保険料で賄いつつも、経済の変動や少子高齢化などによって年金給付の支給に支障が生じないように、積立金を活用しつつ運営していくというものです。
最初は日本政府は積立金でやろうとしていました。払ってきた保険料で年金を賄うということです。これから人口が増えるなら積立方式でも問題ないんですが、今後明らかに人口が減っていくため、どう考えてもそれが不可能ということがわかったので、修正賦課方式というものができました。

なので、貰えるか・貰えないかで言うと、年金は”確実に貰えます”。
生きていれば。。。ただし、支給開始年齢が後ろ倒しになります。
何歳から?
実はこれは選べます。
今は65歳からが通常ですが、60歳から64歳のうちに受給を開始することができます。(繰上げ受給)
ただし、受給できる年金額は「繰上げ月数✖️0.4%」が減額されます。
ちなみに2022年3月までは0.5%でした。

俺は長生きするつもりだから70歳からもらう。ということもできます。(繰下げ受給)この場合、本来の65歳から受給可能な年金額に「繰下げ月数✖️0.7%」が増額されます。

簡単に説明するとこんな感じですね。

積立金も何十兆円とあるから今すぐ破綻することはないし、受給開始年齢も調整できるから、ちゃんとそういう仕組みになっているから年金は絶対にもらえます。
ただ、もっと豊かな生活を送りたいと、毎年国内旅行行く、海外旅行行くと考えている人は自分達でも老後資金を作らないとダメですよ。というお話です。

こうしてみると簡単ですよね?
日本の年金制度はたったこれだけです。
年金の中にも国民年金、厚生年金、確定拠出年金と分けられているので、若干制度の中身の違いはありますが、大体はこんな感じです。

「投資」。。。

iDeCoやNISAについては調べてください。笑
周りに流されてやっている人は特に。

皆さんは投資と聞くと、「株式投資」や「不動産投資」、「FX」などのイメージが強いと思います。ですが、世の中を見てみてください。
例えば、お酒。日本ブランドの「山崎25年」や「白州」などは、どんどん価値が上がっていて、数百万単位になっていたりします。こういう価値の上がるものを持っておくことも一つの投資ですよね。スニーカーや時計もそうですね。

また、多くの飲食店にはタブレットが置いてありますよね。実はあのタブレット、無料なんです。タブレット1台高くても10万円ほどで、20万円以下なので減価償却の対象になりません。なので、旧NIPPON PAYや経費を消したい会社が大量に買って、飲食店やタブレットを必要とする会社に配っています。そして、そのタブレットで決済された金額の数%を受け取るという仕組みになっています。なので、長期的にみると大きなリターンになっているんです。

工事現場に組まれているパイプも同じような感じです。
あのパイプも一本20万円以下で減価償却の対象にならないので、経費を消したい企業が多く買って、それをリースで回収するという仕組みです。

なので、世の中を見ると全てが投資になっているんです。
金融投資よりもまずやらないといけない事は、こういう投資の本質みたいなところを知ることだと思います。学んで、資本主義を理解して、自分で事業をやって資産を貯める。資産を貯めたら金融投資、事業投資でキャッシュフローを徹底する。

投資のとの字も知らない人や、資本がない人がいきなり金融投資なんて無理ゲーもいいとこなんです。

積立主義なんてないですよね。

毎月3万円積立てて、年間36万円投資しました。
運用益3%です。年間リターンいくらですか?

1万円くらいです。
これ欲しいですか?この1万円。「長い目で見たら」っていう人いますが、どう考えても効率悪いんです。
36万円そこに使うならその36万円で事業起こしたほうがいいんです。
だからまずは事業投資。
事業に投資をして資本を貯めて株式に投資をする。

一番大事なことは、焦らないこと。
目の前の利益ではなく、その奥にある大きな利益を考えることです。
着実にステップを踏むこと。
20代や30代で積立NISAに身を委ねている人はよく考えてみた方がいいと思います。

というわけで今回は、「老後2,000万問題」に惑わされるな。というお話でした。






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