海外ダンスアカデミーのオーディション体験記②バレエ
こんな人に読んでほしい
海外の海外ダンスアカデミーのオーデションを受けたい人
バレエのオーディションを受けたい人
オーディションへ普段から何を準備すればいいか知りたい人
(ヒップホップ編はこっちの記事を読んでね!)
バレエ編
WSの申し込み
オーガナイザーは先のヒップホップのWSと異なるダンススタジオを経営する会社だった。専用のフォームから申し込むと、事前支払いの案内が届いた。(クレカ支払い)
WSが始まる
場所は横浜の超大きいダンススタジオだった。
道に迷って遅刻寸前で駆け込むと、50人ぐらいが各々ストレッチをして待機していた。アカデミーのトップの人(以下Mr.A)と、通訳の人も含めてスタッフが3人程いらっしゃった。
バーレッスン
時間になると、バーレッスンが始まった。トップの方が指示して、参加者がそれに従ってみんな一斉にやっていくので、普段のレッスンと同じ光景だった。
(バーレッスンと書いているが、実は最初バーがなくて、畳んだテーブルを使っていた。みんなタンデュやフラッペで机に足をぶつけるし、ガタガタ動いで危なかったので途中からバーを出してもらえることになった。私はWS感覚なので、こんなこともあるんだなと思っただけだったけど、オーディションとして受けてたら泣いてたかも。)
内容は、シンプルで基本的な動きのみだった。自主練でお世話になった「バレエ基礎」YouTubeと、順番や組み合わせまでほぼ一緒だったので、「〇〇ゼミでやったやつだ!」と心の中で小躍りしていた。
Mr.Aは基本的にぐるっと全体を回るだけだけど、時折、「腕の形はシンプルに」「目線は見下ろさずにまっすぐみる」「後ろのフォンデュはお腹落ちないように」と淡々とアドバイスを入れていた。
これはアメリカのバレエの特徴かなと思ったのは、シンプルな動きにこだわっていたところである。特にアームスを直線に近い形にするようアドバイスしていたのが、ブロードウェイ出身のシアタージャズの先生と同じだった。
他の参加者を見渡すと、各々が習ってきたメゾットで腕や顔をつけている印象だった。
私は特にメゾットもこだわりもなく、1回目はずっとアラスゴンドで横に伸ばしたままにしていた。
左右反転して2回目の時はちょっと余裕が出て、周りの人を真似して手と顔つけていた。 (ちょっとそこ!真似禁止!と言われることもなかったので、真剣にやっていれば問題ないのだろう…)
センターレッスン
次にバーを参加者みんなで片付けたらセンターレッスンに入った。
これもバーレッスンと同じで、基本的なピルエットと、割と小さめのジャンプ(グリッサードとか)をやった。
参加者が多すぎて狭いし、時間もないので、端から端に進む動きはやらなくて、ほぼ全てその場でできるものだった。
ただし、アメリカに送る動画撮影のための、最後のセンターの2つのコンビネーションだけは5人ずつ後ろから前に進むもので、いきなり組み合わせが複雑になって心拍数が一気に上がった。
「ハリウッドに送るね(笑)」みたいな軽いノリで言われたのだが、現場は緊張感に包まれた。
私はというと、ワークショップ枠だったので番号が後ろの方で、同じくワークショップ枠で参加していそうな方と「自分、あんまり順序覚えてないけど大丈夫そ??」というアイコンタクトを送りながら、恐る恐る踊っていた。
終わりはあっさりしていて、質問がある人は個別にきてね、ということでオーデション&WSは終了した。
オーデションに向けて普段からできることは?
他の参加者を見て学んだことは、できるところは自信を持ってやる、ということだった。
ミスったり、物にぶつかtたりしてもオドオドしないで、前向いてそのままやったらいいのである。
(もちろんミスしないに越したことはない)
これは当たり前のことで、頭でわかってはいるけど、普段のレッスンとか日常生活で意識してないと本番でいきなりやるのは難しい。
自信を持つ、というのは考え方になるので、習慣化するには最低半年以上かかると言われている。
オーディションが迫っていてすぐにどうにかしたい、という場合は、深呼吸をする癖をつける、睡眠と食事をとって健康でいるという習慣を身につけてみてはどうだろうか。
行動であれば1か月ぐらいで習慣化できるし、自分もこのオーディションから2ヶ月経った今も実践していて非常に効果があったのでおすすめする。
私は緊張しやすく、自分のレベルだとまだ早いんじゃないか?とオーディションを避けてきたことが多かったのだが、過去の自分に声をかけるなら、オーディションとはいえ、内容はレッスンと変わらないことが多いので、気楽に受けよう!と言ってあげたい。
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