【booklog3】自分でできる子に育つほめ方、𠮟り方×キャリコンの視点
わたしの気持ち
パパ歴13年の私。このテーマはずっと頭の片隅にあった。中学生になった思春期の女子、サッカー漬けの男子がいる我が家。仕事上も新人やメンバーに対して、どうほめるか、叱るかは永遠のテーマである。リーダーとして、どのような声かけ、対話を通じて相手のやる気を引き出すか。大変重要なテーマである。つい、自分の感情を優先し、早期解決に導く声かけをしてしまう。これがまた自分の子供となると、なかなか難しい。これまで似たようなテーマ本は読んだこともあったが、改めて要諦をおさえるため本著を手に取ってみた。
本書から得たinput
親の声かけで子供は変わる、変われる 「行動の良し悪しではなく、無条件の愛を示す」
良し悪しで飴と鞭を与える 「条件付き子育て」
条件付き子育ての効果は短期的で自己肯定感も下げる
大人の勝手なイメージ、ストーリを押し付けることで子供の可能性を制限
自分からできる子に育つほめ方 「成果より努力の過程を具体的にほめてあげる」
ほめ方によって興味関心やモチベーションをさげてしまう
ほめる際に大切なことは親ではなく子供の視点、感情である
子供が求めているのは親からの評価ではなく、感情の共有(話を聞いてほしい?)
自分からできる子に育つ叱り方 「結果に至るプロセスに具体的なフィードバックを与える」
子供をコントロールする目的で飴と鞭を与えない 罰=敵と認知→関係がくずれる
よほどの緊急事態でないか否定的な言葉(ダメ/ヤメテ/チガウ)を浴びせてはいけない
他者への影響に注目して好ましくない理由を説明する
子供とつながる傾聴の習慣 「話を聞いて安心感をもたせることが肝要」
I messegeで「親の気持ち」「認めていること」を伝える
100%の傾聴姿勢。あなたの味方であることを全身で伝える
繋がる習慣をつくることで子供との関係を変える
こんなときどうすればよい? 「誰のための子育てなのか、それを忘れてはならない」
年齢で叱り方、ほめ方を変える必要はない
子供にイライラするときは立ち止まって。アンガーマネジメント。
思春期以降の子供でも話を傾聴するところから始める
今日からはじめるoutput
1日の出来事を傾聴する(今日一番うれしかったこと、嫌だったこと)
結果ではなくプロセスに目を向けて声をかける
主役は子供。I messege で 気持ちを伝える
キャリコン視点のまとめ
何気ない会話で相手をディスカレッジさせることも、エンパワーメントすることもできることを改めて気づかせくてる本書でした。早速、土曜参観のあった次男に対して以下のような会話をし、効果を感じました。
父:「教室に掲示されていた神奈川県新聞、大和市と海老名市を選んだ理由は?」
息子:「大和市は紹介がコンパクトで終わるとおもったから。海老名市は名前が面白くて興味をもったから」
父:「へー。大和市はコンパクトに紹介ができて、海老名市は名前が面白くて、調べたくなったんだね。」
息子:「新聞の枠(記載文字数)が決まっているから、大和市はなるべく少しにして、海老名市を沢山紹介したかったんだ」
父:「(彼なりにバランスを考えているんだな)へー ちゃんと自分で考えて新聞の枠をイメージしてバランスよく書いたんだね。すごい。」
といった、感じで 何気ない会話でも 息子の思考のプロセスをしることができました。プロセスをしっかり傾聴することで、相手の価値観やこだわりをサーチする、これはキャリコンとしてクライアントの気持ちに触れている作業と全く同じです。しっかり傾聴して、そのプロセスを認めてあげ、自己肯定感を高めてもらう。この日々の積み重ねが親子の信頼関係を育むことなんだと思います。どうしても日々忙しいと、親の都合で子供の気持ちを無視した飴と鞭スタイルのコミュニケーションをしがちです。一歩立ち止まり、目のまえの相手(子供=クライアント)が主役であることを忘れず、気づきを与えられる関わり、対話をしていきたいものです。
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