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本屋まで歩く、ハーネ・マリー個展

朝、ミューズリー。
昼、コーヒーとパン。チーズとパストラミをはさむ。

妙蓮寺の本屋・生活綴方まで歩く。
商店街までくるとさすがに人通りが多いけれど、みんなマスクを着けているから安心感がある。

『仕事場訪問』(牧野伊佐夫/港の人)を買う。以前から気になっていた。目次をあらためて読むと“湯町窯の画家”という章があったので買うことにした。湯町窯が好きなのだ。持ってはいないけれど。

生活綴方のみなさんと久しぶりに会話する。
家の人以外とリアルな会話は久しぶりなので、会話のリズムがうまくできていたか心配になる。ぎこちない感じ、油をささないとギィギィ言うような感じがする。

壁面ではハーネ・マリー個展『86° 90° 96°』が展示中だった。タイプされたドイツ語のうえにアーティストによる手書きの日本語散文がゆらりと載る。それが好きだった。
生活綴方の壁面とよくマッチしていて、かっこいい。

ご本人もいらっしゃったので、タイトルの意味を聞こうかと思ったんだけど、自分が受け止めたままに留めておこうと口をつぐんだ。

本店の石堂書店で、話題の『コロナの時代の僕ら』(パオロ・ジョルダーノ/早川書房)を買った。イタリア人作家のエッセイ。

今日のNetflix
『スイス・アーミー・マン』
遭難した男が出会った死体は万能ナイフみたいにいろんなことができる死体で…

ばかばかしさに美しい映像が重ねられて、まったくわたしはなにを観ているんだろうと笑えてくる。ストーリーも面白かった。主人公と死体が誰の過去を思い出そうとしているのか。どうしてSNSにアップする画像のような構図にときどきなるのか。
人間の気持ち悪さは映画には大切だ。

夜、うっかり、またパン。キノコと食べる。甘酒。風がひんやりとして気持ちいい。そろそろ人と喋らないと危険な気がする。


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