カイロ資格取得へ
前回からの続きストーリーとなっています。
まだご覧になってない方はぜひお読みくださいね!
✮第1話 田舎の大将
✮第2話 4歳児、異例の骨切り手術
✮第3話 痛みを乗り越え広がった世界
✮第4話 健康オタクへの目覚め
✮第5話 30年の時を経て、事件は起こった
✮第6話 ふつうのお母さんじゃなくてごめん
✮第7話 ただ、がむしゃらに
カイロの先生と出会い
ようやくどん底から一筋の光が見えて
一歩を踏み出したAtsuco。
だがそんなに人生はうまくいくものでもなかった。
カイロ施術を受けるようになり半年が経った頃、
あいかわらずカイロ整体を
状態によって月に1回~3回受け
ホットヨガにも頻繁に通い
ゴムバンド体操、瞑想など
ルーティンを継続していた。
Atsucoの足の痛み、生活の不便さは
一進一退を繰り返す状態が続いていた。
いやむしろ悪化していたのかもしれない。
思えばその頃歩くときのびっこが
とくにひどかったように思う。
ママ友に「足痛そうだね、大丈夫?」
と声をかけられたり
久しぶりに会った姉に
「そんなに(びっこが)ひどいと思わなかった」と
心配されたりもしていた。
周囲から見てもそれほど悪いのかと
Atsuco自身がっかりもしたし不安感が募った。
足を良くするために
こんなに時間もお金もかけて
家族にも協力してもらい
がんばっているはずなのに…
さほど良い結果とならない現実に
正直焦りも感じていた。
そんな中やれることをやる覚悟をしたAtsucoは
とにかく前に進むべく先生の勧めもあり
カイロプラクティック資格を取得することに決めたのだ!
それはAtsucoにとって
お母さんになった後初めての大きな決断であり
挑戦でもあった。
その資格を取得するためには
当然まとまったお金も必要になる。
資格取得は約一週間
東京の本社近くに泊まり込みで
食事以外の時間はほぼ座学と実技という
超ハードな内容だった。
お母さんだから当然
行く前にいろんなことを考えなくてはならない。
・下の子はとくに今までお母さんと
こんなに長い時間離れたことがないけど、大丈夫かな?
・わたしが居ない間、ご飯は誰が用意する?
旦那さん?姑さんに頼む!?実家の両親にお願いする??
・そもそも家族や親族に反対されないかな?
そんな心配事をひとつずつ何とかクリアして
ようやく出発の日を迎えた。
資格取得の合宿に入ってからは
もう毎日必死だった!!
そのときのメンバーは
たまたま年齢幅がとてつもなく広くて
18歳の高校生から80代の大先輩まで
いろんな方たちがいろんな想いで参加していて
万年主婦だったAtsucoにとっては
とにかく刺激的な場所でしかなかった。
一週間後
無事資格を取得し帰宅したAtsucoは
久しぶりに頑張った自分を誇れた気がしていた。
あらためて自分の挑戦のために協力してくれた
家族や周囲の人たちへの感謝の気持ちで溢れたのだった。
ただそのときのAtsucoは
まだまだ自分の足のことで精一杯だったので
資格をとったからすぐに働こうとは考えておらず
技術を磨く努力を続けながら
まずはセルフケアと
身近な人たちを施術してあげるくらいに止まっていた。
無事カイロ資格を取得し
久しぶりの達成感を得たAtsuco。
がしかし
それがきっかけで狭すぎたAtsucoの世界が一変‼
周囲の人間関係のゴチャゴチャに巻き込まれる事態に…
その後のAtsucoに起きた変化とは?
次回に続く…
最後までご覧いただきありがとうございました。
毎日21時に最新話を公開します!
どうぞお楽しみに。