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二人の距離を縮める「拒絶される恐怖」への理解。

夫や妻に嫌われることが怖く、好かれようと必死で努力する。

夫や妻から嫌われないよう、本気で好きにならないようにする。

そんな経験はないでしょうか?

相手から好かれないようにすることも、好かれようとすることも、どちらも「拒絶される恐怖」から身を守るための手段なんです。

心理的に相手から拒絶されることは、とてつもなく怖いですよね。

まるで、ナイフで体を傷つけられたような苦しみを感じます。

なぜ、「拒絶される恐怖」をぼくらは感じてしまうのか?

いったい、どうすればいいのか?

ポッドキャスト「アツの夫婦関係学ラジオ」で詳しくお話ししました。参考図書は「夫婦・カップルのためのアサーション」です。

この記事では簡単なまとめを書いています。詳細はポッドキャストを聴いていただけると嬉しいです。

「本気で相手を好きにならない」

なぜ、わざわざそんなことをするのでしょうか?

それは、嫌われたり、関係がうまくいかないことによって、「自分が受けるダメージ」を抑えるためです。

夫との関係がうまくいかない女性の中には「夫のことを好きになろうと思うから辛い。嫌いだと思えば楽になれる」とおっしゃる方が少なくないです。

好きになろうとする。好きだから辛い。いっそのこと嫌いになってしまえばいい。

ただ、そうすると夫は嫌われていると思い、二人の距離はますます離れていきます。

思い通りにならない夫と接することは、確かに辛いですよね。何を言っても変わらない。変わろうともしない。この人、いったいなんなの?

夫に対する嫌悪感が無意識のうちに成長し、いつしかそれが堅牢な恨みとなります。

だけど、人はそう簡単には変わらないんです。生まれ育った家庭や、暮らしている社会の中で得た価値観はすぐにはひっくり返りません。

夫と対峙しているつもりでも、実はその後ろになる価値観を作り出した大きなものと対峙しているからです。

「好かれようと必死で努力する」

これも、見捨てられることが怖く、その恐怖から身を守るための行動です。

具体的にはパートナーの愛情をいつも子どものように確認したり、子どものように振る舞います。

ですが、パートナーにとってはうとましく感じられてしまい、距離を空けられる原因となります。

「嫌われまいと必死で努力する」

これは、妻から嫌われたことに気がついた男性に多い行動です。

愛情を取り戻そうと必死で努力するのですが、空回りする行動が多かったり、妻に気持ちがないため、うんざりされてしまうことが多いのです。

話を詳しく聴いてみると、良かれと思って家事育児を頑張っているのですが、それらが妻が望んでいる行動ではないことが多いです。

妻が何を望んでいるのかがわからないため、見当違いな行動をしてしまっているのです。

うまくいく人は、妻から気持ちを引き出し(世帯経営ノートを妻が使ってくれるならおすすめです)、何が最適な行動なのかを正しく認識します。

時には間違うこともあるので、微調整を繰り返し、何が自分たち夫婦にとって最適な行動なのかを探り続けるんです。

何が妻の心に響くのかは人それぞです。こればかりは、どんな本にも書いてありません。

自分の妻にために必要な行動は?

妻の心理的背景に何がある?

その探究をやめない人が、拒絶される恐怖を乗り越え、適切な距離感で、妻と心理的に近づくことができるようになるのだと思います。

アツの夫婦関係学ラジオ(毎週月曜木曜 朝5:00配信)
#486 “拒絶される恐怖”への理解が二人の距離を縮める

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