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共働きの妻は、なぜ「夫を捨てたい」と思うのか?

こんにちは。

昨日、こんな記事がtwitterに流れてきまして、読んでみたのですが、色々と考えさせられるところがあり、ぼくなりの考えを書いておこうと思います。

なぜ、女性ばかりが家庭内労働の負担を大きく強いられるのか?

それには2つの理由があると思います。

夫の妻の大変さを理解していない

1つは、夫が妻の家庭内労働の過酷さを理解していないことになります。

授乳にご飯作りに掃除に風呂入れに寝かしつけに、他にも数えきれないくらいの家庭内労働があるにも関わらず、夫は子どもが生まれる前の生活とほとんど変わっていない。

そうすると、妻ばかりに負担がかかり、体調を崩したり、精神的に異常をきたしたりします。

でも、男性はそうなっても「大変だね」と人ごとなんですよね。

ぼくもそうだったからよくわかります。

そうして、子どもが2〜3年経った頃に、セックスレスや夫婦関係が冷めてしまい、そこから夫は初めて関係性を立て直しに入ります。

ぼくの場合もそうでした。

詳しくはこちらの記事にまとめています。

そして、家庭内労働に本腰を入れるには、「当事者意識」が必要になるのですが、これは強制的に「子どもと自分だけ」の時間を作らないと厳しいと思っています。

妻のヘルプが手に入る状態では、本気になれないからです。

長期の育休をとって、妻を休ませて、どっぷり育児と家事に浸かるのが一番いいですが、それができない場合は、土日に妻に1人で出かけてもらい、1人で子供の面倒をみるか、自分と子供だけで出かけるなどの訓練を重ねることをおすすめします。

ぼくの場合は、三男が生まれ3ヶ月の育休をとったことで、やっと当事者意識が生まれました。

上の子たち(双子)の時も、妻に1人でどこかに出かけてもらったりしていましたが、今とはかなり心理状態が違かったなと、当時は気持ちが甘かったなと思っています。

本当に大変な場合は、シッターやファミサポを使った方がいいとは思いますが、男が父親になるためのブートキャンプは、どこかで必ず必要だと思っています。

妻が「性別役割分業」の呪いにかかっている

もう1つの理由、それは妻自身が「家事や育児は妻(の方が)やるべき」と心のどこかで思っている可能性です。

このように性別によって役割を固定する概念を「性別役割分業」と呼びますが、女性自身がこの呪いから解き放たれる必要があると思います。

なんなら、離婚をチラつかせてでも、男性への家庭内労働の負担率の上昇を迫った方がいいと思っています。

なぜ、女性の方が家事や育児をするべきだと、無意識に思っているかですが、これは明治時代の民法に家父長制という、父親を頂点とした父権主義が盛り込まれてしまったからです。

父親は一方的に家族を勘当できる。

父親は一方的に子供の結婚相手を決められる。

父親は不倫相手との間にできた子供を、妻の承諾なして家庭に入れられる。

父親が死んだ場合、遺産は1円も妻に渡らず、すべて長男に相続される。

夫の浮気は裁かれないが、妻の浮気は姦通罪と言って裁かれる。

このように、父親を頂点として家族制度が、明治時代に日本に広まっていったのです。

アニメ「鬼滅の刃」で主人公が「俺は長男だから決してくじけない!」というセリフを発しますが、あれは家父長制の影響を強く反映しているなーと感じています。

時代設定は大正時代ですから、そういった思想が生まれたばかりの時代ですね。

そして、昭和になって母性愛神話が生まれ、「子供は母親が面倒をみないと可哀想」という思想が広まっていきます。

高度経済成長期になり、男性にはモーレツサラリーマンとして、会社に滅私奉公してもらう必要がありましたので、子育てを女性に押し付けることを厚労省が考えたのです。

子供は3歳になるまで母親が面倒をみるべきという、3歳児神話を作り出したのは厚労省ですが、その後、少子化が深刻になり、同じく厚労省が3歳児神話にエビデンスはないと否定します。

ですが、数十年間、3歳児神話を洗脳されてきた日本人の脳内から簡単に消えることはなく、今でも「子供が小さいうちは母親が面倒をみないと、子どもが可哀想」という間違った価値観が、多くの日本人に植え込まれています。

「母性」という概念は幻です。

「母性愛」もまた幻であり、実在しません。

母親に家庭内労働を押しつけ、男たちを働かせるために、その時代の為政者が作り出した政策なのです。

そんな都合に振り回せるのはもうやめましょう。

母性なんて存在しないんですから、母親が子供の面倒をみるべきという考えも幻なんですから、女性はもっとわがままになっていいんです。

「あんたも会社休みなさいよ」

と言ったっていいんです。

妻との関係に悩む男性の参考になれば幸いです。

それでは、また!

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詳しくはこちらの記事をどうぞ。

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