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ついついやってしまいがちな悪癖

わたしにはついついやってしまいがちな、悪癖がある。

それは、「すぐに謝ってしまう」ということ。
自分が一切悪いと思っていないときにも、だ。


周りからみると、一見こういう人は謙虚にみえるかもしれない。一歩引くことができる人、みたいな。

しかし、これは(少なくともわたしに限っては)まったくそういう類のものではない。

都合のいい、自分勝手な自己防衛だ。


自分にとって都合の悪い話をしているとき。追求から逃れたいとき。

そういうときに、反論したくなる気持ちをグッとこらえ、先に「ごめんね」とあやまる。

すると自分が被害者、相手がわるものという構図をつくりあげることができ、相手を申し訳ない気持ちにさせ、そのあとの追求を避けることができる。


わたしは、この反応がクセになってしまっている。


便利に見えるが、しかしタイトルでこれを悪癖としたように、このクセはほんとうに良くない。

この自己防衛方法は”一時”のものに過ぎず、長期的にみると確実に悪影響なのだ。


この方法で追求を避けると、相手は感情を抑えるしか方法はない。

そしてこれは不満に変わる。不満は蓄積し、いつか爆発する。

「いっつも謝ってばっかで、ずるい。」と。


爆発してくれるのはまだいいほう。


もっと怖いのは、すべての人と、上辺の関係でしかつきあえなくなるということ。

相手の感情に怯え、あやまることで避けつづけていると、表面上のつきあいに留まり、深い関係性になれない。

すぐに謝ることで自分の殻に引きこもるような人と、誰も仲良くなろうと思わないのは当然だろう。


これがクセになってしまう人は、大抵人に嫌われるのを極端に恐れる人だと思う。わたしがそうだから。

しかし、恐れるあまり、だれとも仲良くなることができなくなるのだ。


なおそうと思っても、つい言ってしまうんだよなぁ。




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