IT実務未経験で国家公務員専門職からSESへデータサイエンティストっぽい何かとして転職した話

はじめに

 転職後1年の節目なので今更ながら転職活動について投稿しました。稚拙な文章なため、お気づきな点等ありましたらご指摘していただけるとありがたいです。


1. 記事の目的

・未経験でIT系へ転職を考えている方にも参考になればと思い投稿。
・バックグラウンドや取得資格等について記載されている記事はそれなりにあるものの、多様性の観点から私のようなバックグラウンドの記事もあっても良いかなと思い投稿。
(もしかすると目新しいことはないかもしれませんので、気分転換等に読んでいただければと思います。)

2. 転職しようと思った理由

・公務員として従事している業務よりも面白そう
・今後数十年同じような仕事を行うモチベーションが持てない(業務範囲はかなり広く必要な知識も多いが単調で忙殺される、そもそも仕事にモチベーションが必要かということもあるけど…)
・転職活動時は異動中で、定着地に戻るのがちょっといや(定着地は配属先により地域手当が多いところもあるものの、全体的にかなり忙しいところが多い)
・受動業務も多くスキルが身に付きにくい
※マイナス面ばかりですが多少興味を持てる業務等あり
※業務内容等について、今のところは予定なし(気が向いたら記載するかもしれません)

3. バックグラウンド

理学部物理学科(数理物理系)
→理学研究科(固体地球物理系)修士崩れ
→建設コンサル(基礎工事前の色んな測定(物理探査)とその分析等)
→国家公務員(専門職)
→現職

4. 取得資格等

・技術士補(応用理学)
・G検定
・統計検定2級
・情報セキュリティマネジメント
上記4つが履歴書?に記入したもの。
 どれも資格取得奨励と自身の興味等により勉強し取得したが、結果として転職のために役立った。技術士補は前職(建設コンサル)で取得奨励、下3つは面白そうだから勉強(公務員時)。取得した時期は4年ほど前。
その他、前職の建設コンサルに勤務していた時に取得推奨されていた修習技術者(建設)、測量士補、港湾海洋調査者士補、火薬類取扱保安責任者等を取得。公務員の時に業務に関連してエックス線作業主任者、潜水士等を取得。
他にも色々と取得しましたが、IT系の転職で書いても仕方ないので未記入。

5. 転職活動時の状況と転職活動期間、年収条件

・仕事継続をしながら転職活動
(仕事を辞めての転職活動はリスクが大きかったため、面接等の際に半休や時間休をちょくちょくもらい活動してました)
・活動期間は2カ月弱?あまり覚えていない
・年収は未経験であるもののリスクが高い転職のため、転職前と同等程度

6. エントリー社数等

・合計100社強
・うち書類通過15社程度
・うち最終面談 3社
・うち内定2社(両社ともSES)

7. 書類通過した会社での第一志望と尚可条件

・ビッグデータを使用した会計監査等を行っている企業
・TOEIC600以上, 基本情報, 簿記2級
(意外とハードルは高くない?(敢えて??))

8. エントリー時の戦略

・取り敢えず数撃ちゃ当たる戦法
(一番初めに書類通過するまで30社くらいエントリーしたため)
・書類選考を通過した際に会社ごとの志望動機を考えた
(志望度が高いものでエントリー時に志望動機を書かなければならない場合のみ記入)

9. 面接のアピールポイント等

1. 学習力が強く好奇心旺盛(業界未経験のため必須)
2. 実務経験はないが、学部と大学院でプログラミング経験があり、建設コンサルのときにも少し使用していた。
3. データサイエンティストとして業務を行えるポテンシャルがある。
 1について、面接を受けさせていただいた企業には非常に評価されてるように感じた。
 2について、深く突っ込まれたときに上手く説明が出来なかったときあり。特に大学と大学院、建設コンサルのときプログラムの内容はあまり覚えていないし、一応見直したが見てもすぐに思い出せなかった。準備不足。
 3について、1と若干重複するところもあるが、国家公務員の専門職に合格できる学習力等、面接官に地頭はそこまで悪くはなく、勉強もそれなりにしていることをアピールできればOK程度に考えていた。面接官がどう思ったかは、、知らん。
 面接を受けたところで一番行きたかった企業について、最後に足を引っ張っられた部分は、大学院をしっかりと修了できなかったこと。ダメだった可能性があるとすれば、その部分について面接官を十分に納得させる説明ができなかったこと。そのため、中途半端な感じがあるように受け止められた可能性があった(実際中途半端なのでしょうがない部分もあり)。その他は適性検査の出来が良くなかったかもしれない。

10. 所感(今後転職を検討している方へ)

 私の転職活動は決して大成功ではなかったですが、未経験での転職という目的は果たせたように感じます。その上で今後転職を検討している方へアドバイスできるとすれば以下になります。
・学習力が強く好奇心旺盛か
 ほぼマスト条件な気がします。その裏付けとして資格試験を取得していて、最低限の知識があることを確認しているように感じます。特に科学技術について好奇心旺盛であり、息をするように今後も学習を継続できるかを見極めるように感じました。
・ポートフォリオについて
 私が使用した転職サイトでは、ポートフォリオを求められることはほとんどなく、私自身も作成していませんでした。ただポートフォリオを作成して現状でどの程度のことができるのかを履歴書や面接でアピールすることも一つの方法だと思います。
・資格試験について
 
短期間で資格試験を複数取得している場合、ポテンシャル等をアピールできるかもしれません。その上で今後は業務を通してどのようなことを学びたいかアピールすると良いかもしれません。
・現職が公務員の方へ
 転職理由については公務員に限らずほぼ100%聞かれますが、なぜ安定性と世間体を捨ててまで転職したいのか、動機を細かく聞かれることが多かった気がします(当たり前ですが...)。面接官を納得させるだけの材料を準備し、本気度を十分に伝えられるように準備することをおすすめします。

11. 余談

(1) 転職後について

・リスク承知の上での転職だったの、入社後もそこまで大きな乖離はなし(初めの案件に入るまでは、技術がほとんど必要ない短期案件にちょくちょく入れられることはあった)
・中途採用のため研修なし(待機中は独学)
・個人的には生涯年収の期待値は高くなる気がするけど、分散は非常に大きくなるのでリスクは高い、けど期待効用は大きくなるといった感じ
・転職後1年経つけど概ね満足
・でもさすがにこのままって訳もないので、あと1年以内くらいで転職?

(2) その他、公務員の転職事情に興味があれば...

・所属部署における転職事情
 私が所属していた省庁で転職する方は一定数いますが、ほとんどの方が公務員試験を受け直したり、司法試験崩れで入省後も勉強継続して合格し辞める人が多いようです。そもそも技術職や研究職でなく、行政職で人文や法学系の試験で受験する方が多いところなので、必然的に法学部やロースクール出身の人の割合が多く、転職先もそれらに関連した就職先が候補に上がるのかもしれません。
 実際に30数年目の所属長と面談したとき、ITやデータサイエンス系への転職はかなり珍しい(というか初めて?)との話がありました。ただ技術職や研究職の公務員だと、その限りではないかもしれません。また、私と同じ官職の方は肌感覚ですが9割以上はずっと勤務しているっぽいです。ここ最近は転職する方がやや多くなっている気はします。公務員で行政職かつ非情報部門でも今後はITやデータサイエンス系への転職は多少は増えそうな気がします。
・公務員からの転職のデメリット
言わずもがなという感じですが
・世間体は落ちる
・時期等で業務が多忙だったり調整が上手くできないと、年休全消化不可, 賞与を取りこぼす(私は30日弱消化できず、12月賞与を貰えず...合計すると4カ月弱分の給与...)
どこかの首相の子息は辞職する最後まで意識が足りないし、容認する首相というか父親もどうかしてる...ボソッ

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