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なぜわたしは子どもたちに『7つの習慣』を教えるのか

この1か月、オンラインで7つの習慣を子どもに教える講座を開催するためのファシリテーター養成のための研修を受けていました。

ようやく今日、最終試験に無事受かり、ようやく認定ファシリテーターとしての一歩を踏み出すことになりました。

最終試験の一環として、6分前後で意思表明をしたのですが、その時のスピーチ原稿をまんま投稿します。この文章で、私は以下の2つのことを伝えようとしたつもりです。

・ なぜ私は『7つの習慣』の考え方に共鳴したのか
・ 『7つの習慣』をとおして、子どもたちに何を伝え、どうなってほしいと思っているのか

私の思いが少しでも伝われば幸いです。


自分の経歴

私は元専業主婦、主婦歴は23年です。その後育成人事として7年働き、昨年3月に独立しました。

主婦歴が長くてお金をもらう仕事につく経験がないまま歳をとると、オフィスワークに就くことをあきらめて、スーパーのレジ打ちになる人が周りに増えました。誰もが知っている大学を出て、結婚前は誰もが知っている大企業でバリバリ働いていた人でも、です。

AIが突きつけた、生きる意味をどうとらえるかという命題

AIがレジ打ちに代わり事務作業をする時代はもう始まります。再就職したいと思った主婦が就いていたような単純労働は、まもなく無くなるのかもしれません。

主婦だけでなく大多数の人が働かなくてもいい時代が訪れた時、つまり作業としての仕事がなくなった時、生きる意味を自分なりに考え、選択する力を持たない人は、目の前に差し出されたセットメニューの人生を黙って受け取りそれをこなすだけの、療養生活のような一生をやり過ごすことになるんじゃないでしょうか。

そんな人生を子どもたちに手渡せるでしょうか?

私は、自分の人生のパーツを一つ一つ自分で選び、自分の力で組み立てて、ドライブしたい。人生の主役でありたいと思っています。
皆さんはどうでしょう?

従来の研修では思考は変えられない

前職では準公務員で1,000名規模の組織で育成人事をしてました。
専任は私だけだったおかげ?で、良くも悪くもたくさんのユニークな経験と官公庁の入札や契約に詳しくなり、フリーランスとしても活動しています。

前職で育成人事になった当初は外部研修に行かせてもらえず、自分で本を読み情報をあさり研修会社の営業担当者にもいろいろ教えてもらいました。ようやく研修を受けられるようになり、期待して参加したのですが、きちんと勉強を積み重ねている育成人事担当者に出会うことは、残念ながらあまりありませんでした。

研修業界は年5,200億円市場といわれています。
が、一方通行の座学など、行動変容に結びつく本質的な解決を提供できていない研修もまだまだたくさんあるのも事実です。

やる気スイッチをONするのは研修の役割ですが、継続でき、行動が変わり、その行動が習慣化しなければ、かけた研修費は無駄になるだけでなく、「機会をもらって学んだのに続けられなかった」というマイナスの経験として、受講者の中に後悔として記憶されかねません。

学校教育の問題と研修の共通点 受け身の学びでは思考は変えられない

また、3人の子どもを持つ母として教育現場を眺めたとき、学校教育においても同じ問題があることに気づきました。受け身の学びで思考は変わりません。

でも、見方を変えれば、学校が受け身の学習から主体的な学びにかじを切れば、受け身思考の根本にある価値観が変わり、世界観さえ変わるかもしれないのです。

子どもが変わり、その子に関わる大人たちが変われたら、企業から社会を変えようとするよりもより大きなインパクトが与えられるのではないだろうか。

「7つの習慣J®」との出会い

そう考えるようになったときに、『7つの習慣』を使った教育プログラムがあることを偶然知りました。

『7つの習慣』で何が変わったか

『7つの習慣』を読んだことはあったのですが、改めて読み返してみて、自分が考えていたことが全てここに集約されていると強く思いました。公的成功部分については、考えの足りない部分がまだまだ多いことにも気づかされました。

何より、『7つの習慣』の実践は、仕事をしているかしていないか、大人か子どもかといった、その人の表面的な状態に左右されることなく、誰の心にも届くという力がありました。

中2の4月から学校に行っていなかった子どもが前に進めるように励ましたくて、ヒントになればと、ビジネス書で学んだことやネットで見つけた考え方をいろいろ紹介したのですが、それは大人の話、それは学校にちゃんと通えている人の話、と、自分に向けたメッセージとしては受け取ってもらえませんでした。

でも、『7つの習慣』の言葉を易しく言い換えて話をしてみると、子どもは案外、素直に受けとめてくれました。今、娘は中高一貫の進学校を出てN高に入り、彼女のペースで目標に向かっていますが、『7つの習慣』のおかげもあるのではと思っています。

人と人は育ち合う

さて、わたしは、自分の3人の子どもがまだ小さい頃に、野山を駆け回って桑の実を食べたりさせながら、異年齢の集団で毎日生活させるという経験をとおして、人と人は育ち合うというパラダイムを得ました。

どの子にもその子が本来持っている種がある。それを目覚めさせ、芽吹くお手伝いをするのが親や教師、大人たちの仕事です。

その種が芽吹くよう、原則という人格の土壌を豊かにし、コミュニケーションによってきちんと耕せば、緑は自らの力で支え合い、育ち合っていくと思います。

持てる能力が十分に発揮できたら、可能性を引き出してあげられる環境が整っていたら、きっと、もっと大勢の子どもたちが輝けるのではないでしょうか。

「7つの習慣J®」で伝えたいこと
~主体的に行動する喜びを子どもたちに伝えたい

2人目、3人目の娘の不登校、そして大昔、高1の一学期で高校を辞めた弟。どの人も、自分の力でその後の人生を切り拓く様子を目の当たりにし、わたしは、学校教育が必ずしもすべてではないという経験をしました。そこから来る確信があります。

第1の習慣である、主体的に行動することを子どもが一度身につければ、あとは成長していく力が子どもの中から湧き出てくるということです。大人は色々と考えすぎてしまうのですが。

3人から、私は多くのことを学びました。こんなことも、「7つの習慣J®」をとおして、学校に行っていない子たちにも伝えられればと思います。

サードプレースとしての「7つの習慣J®」
~心理的安全性があり自分らしくいられる場所

学校生活、家庭、習い事、どこにいる時もプレッシャーの多い生活を送る今の子どもたちに、「7つの習慣J®」を、習い事や塾の一種としてではなく、自分らしくいられる場所、安心して過ごせる場所として提供していきます。

そこでは、前向きに真面目に自分と向き合うことを冷やかす人もいないし、子どもと目も合わせず話を聞こうとしない大人もいません。

共感による傾聴をオンラインの画面越しの関係だけで築いていくことは至難の業だと、重々承知しています。それを承知のうえで、自分自身のパラダイムを見つめ直す機会にし、日々新鮮な気持ちで子どもたちと向き合っていく決意です。

とはいえ、わたし一人の経験だけから学べることはほんの少しで、まだまだ偏っています。
一緒に受講した皆さんからたくさん学ばせて頂いたことが、これからの私の原動力になると思います。

これからもよろしくお願いいたします。


この文章を読んで、「7つの習慣J®」に興味を持って下さった方へ
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