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信州の「家づくり」おひさまに無頓着になってはダメです

とてつもない大災害と大事故で
幕を開けた2024年
早いもので40日が経過しました。

「暦」では「立春」も過ぎました。
しかし2月上旬は日本では
一年で最も寒さが厳しいシーズン

それでも「冬至」の頃と比べると
だいぶ日が長くなってきたことを実感します

外での作業も多い家づくりに携わっていることもあり
このあたり私たちは意外と敏感だったりします(苦笑)

この「冬至」から
昼と夜がほぼ同じ長さになる「春分」の
中間点にあるのが「立春」

紀元前の中国で生まれたこの「暦」を紐解くと
大昔から人類が「太陽」の動き
というものを気にしていたことが分かります

逆に言えば、文明が発展し、
技術を進化させた現代人は

自然エネルギーの象徴とも言える
「おひさまのチカラ」に
意外と無頓着になってしまっているかもしれません

ですがエネルギー価格の高騰も気になる
こんなご時世…

お財布に優しいどころか
「無料」のエネルギーである
「日照」を活用しない手はありません

こんなお話をすると多くの方は
「太陽光発電」を想像されるかも

それもモチロン間違いではないのですが
「家づくり」において
それよりもっと優先して行うべきことが・・・

それが「日射取得」です

要するに出来る限り家の東西幅を広くして
家の南面に出来るだけ大きく多くサッシを付け
たくさんの日光を取り入れられる設計をするのです

特に日本でも有数の寒冷地であり
かつ冬場の晴天率の高い信州という地域で
住まいの設計をする際には前提となる考え方だと思います

最新の設備機器を導入して
人工的に快適な状況を創り出すことも
悪くはないですが

コストが掛かる過ぎるようでは本末転倒ですし
機器の故障のことなども想定しておかなければなりません

「お天気が良い日は、
 朝晩以外はほとんど煖房は使わないですよ!」

冬の信州で施主様から
こんなお声を戴いているのは意外と
フツーの家だったりします
 

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