長野で家をつくる人

長野県長野市で 家をつくる仕事をしています。 家づくりの「主役」は施主様ご家族 家はそ…

長野で家をつくる人

長野県長野市で 家をつくる仕事をしています。 家づくりの「主役」は施主様ご家族 家はその「舞台」 そして私はその舞台をつくる「黒子」です。 アトラスホーム代表 松下敏之

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実家 を信州でつくる

信州から東京の大学に進学した次男 都会での毎日は刺激的で相当に楽しいらしく なかなか帰省せず 学業、バイト、友人らとの交際などで 忙しいのでしょう しかし、ひょんなことから 久しぶりに我が家に帰ってきました そして意外なセリフを口にしたのです… 「やっぱ実家は落ち着くなぁ」 『実家』…もちろん それ以外の表現は無く事実なのですが 次男も 巣立ったのだということを 改めて思い知らされました ふだん 小さなお子さんがいる 「子育て世代のご家族の家づくり」を 応援する機会

    • 見学会開催には必ず協力する必要がありますか?

      アトラスホームでの家づくりを 真剣にご検討頂いているお客様から こんな「ご質問」を頂くことがあります 「アトラスさんの見学会に参加させてもらい  とても参考になって、学ぶことも多くて、  有り難かったんですけど・・・  子供たちも 女の子なので  おうちを見せることに少し心配があるんです」 実際の施主様の住まいを見学できることを 決して当たり前のことだと思わず 自分たちもお返しに そうしなければならないのか?とお悩みになる そんな律儀なお客様と関わらせて頂けること

      • 信州での土地えらびのキーワード・・・「諸行無常」

        先日、我が家の近くの 「セブンイレブン」が閉店しました ちなみに26年前に土地を買って家を建てた頃は そこはまだ「ヤマザキデイリーストア」でした(笑) 歩いて2分の距離に「ローソン」もあるので 競争が激しかったのかもしれません 正直なところ、そのセブンイレブンで それほど買い物をしていた訳でもなかったので もちろん 今後 困ることはありません ローソンもありますから(笑) あっ、でも そこに有ったポストは便利に使っていました だから何?とお思いの方も多いかもしれませ

        • 信州の「家づくり」おひさまに無頓着になってはダメです

          とてつもない大災害と大事故で 幕を開けた2024年 早いもので40日が経過しました。 「暦」では「立春」も過ぎました。 しかし2月上旬は日本では 一年で最も寒さが厳しいシーズン それでも「冬至」の頃と比べると だいぶ日が長くなってきたことを実感します 外での作業も多い家づくりに携わっていることもあり このあたり私たちは意外と敏感だったりします(苦笑) この「冬至」から 昼と夜がほぼ同じ長さになる「春分」の 中間点にあるのが「立春」 紀元前の中国で生まれたこの「暦」を

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        実家 を信州でつくる

          巨大な「木のリング」の行方は・・・

          税金の無駄遣い!との声も多い「大阪万博」ですが 今回のパビリオンの設計を担当されるのは 伊東豊雄さん、SANAA(妹島和世さん+西沢立衛さん)、 坂茂さん、隈研吾さん・・・現在正式発表されているだけでも 日本建築界を代表する顔ぶれ まさに「オールスター」 世界的な建築家の作品が集結する機会はなかなか無く 建築好きにはたまらないでしょう 我が信州でも 実際に 伊東豊雄さんや隈研吾さんの 名建築が見られます 文化的なレガシーとなり得る建物が地元に在るのは 住民の誇りで素敵

          巨大な「木のリング」の行方は・・・

          大切なのは・・・伝えたか?でなく伝わったか?

          波乱のスタートを切った2024年 親族と正月の宴を楽しく過ごしていたため 思わず「こんな時に…」と 口にしてしまい 直後に猛省しました 天災が空気を読む訳などありません 典型的な「正常性バイアス」です それを見透かすように お正月のTVには似つかわしくない 厳しい 強い 口調で叫ぶ女性NHKアナウンサー さすがに「これはただ事じゃない」と 緊張感を持つことが出来ました 「伝え方」は とても大事ですね 人生を左右するかもしれない という点で 住まいづくりでも同じことが

          大切なのは・・・伝えたか?でなく伝わったか?

          極寒の長野の年末にマイホームの大掃除をするのは合理的?

          年の瀬 恒例の大掃除 「今年の汚れは今年のうちに!」 というのは素晴らしい姿勢だと 心では思いつつも せっかく断熱性の高い家を建てて 冬場を暖かく 快適に過ごしているのに 一番寒いこの時期に この家を綺麗にするために 極寒の中で 冷たい水を使っては・・・ というのは???と考えたりもします ちょうど 先ほど  「帰省ラッシュで高速道路が大渋滞!」 とラジオのニュースで言っていましたが これも同じ理屈で 少し時期をはずすだけで  同じ道でも飛躍的に快適に移動出来ますし

          極寒の長野の年末にマイホームの大掃除をするのは合理的?

          信州で できればチェーン店でない美味しい物を食べさせたいなら・・・

          遠方から信州に友人が遊びに来るというので 食事をする店を手配することに せっかくなので信州らしいものを 食べさせてあげたいし と色々と考えながら ネット検索をしましたが 大手のポータルグルメサイトばかりが 検索結果に現れてしまう・・・ そこに掲載されているのは 既に知っている店 や いわゆる大手チェーン店 モチロンTPOによってはそういうお店が適しているケースも あるのでしょうが 正直なところ 今回の用途に適した魅力的なお店はありませんでした こういう時に頼りになるの

          信州で できればチェーン店でない美味しい物を食べさせたいなら・・・

          一年を振り返る 生き方を振り返る

          早いもので今年のカレンダーも残り1枚 TVも「総集編」のような番組が 多く目につくようになりますが やはり12月は多くの方にとって 自然と1年を「振り返る」時期になるようで 手帳や日記などを遡って 「こんなイベントに参加したなぁ…」「こんな買い物をしたなぁ…」 「こんなハプニングが有ったなぁ…」「こんな出会いが有ったなぁ…」 「こんな場所に旅したなぁ…」などと 1人で思いを巡らす・・・ 地味ですが意外と好きな時間です そして 忘年会シーズン ですから 仲間たちと思い出

          一年を振り返る 生き方を振り返る

          いつでも戻ってこられる変わらない場所をつくる

          思い出の場所 に 何十年振りに出掛けて ビックリした経験はありませんか? 狭かった道が広がっていたり 大きな橋が架かっていたり なじみの建物は消え 田んぼや昔遊んだ広場が無くなり その代わりに大きなビルが建ったり ちょうど先日そんな機会がありました 目の前に広がっている景色と 記憶の中にあった昔の景色との 大きな差に戸惑い しばらく動けず その場に立ち尽くしてしまったのです しかし冷静になってよく考えてみれば 相当な時間が流れているので 不思議でもなんでもなく当然の

          いつでも戻ってこられる変わらない場所をつくる

          モノより思い出

          2023年のカレンダーも最後の1枚 本当に時間が経つのが早くて驚く 12月といえば大人は「大掃除」や 「年越しの準備」など色々と面倒だなぁ~ と考えてしまいがちですが ちびっこ達は同じ12月の捉え方がまったく違う そう もちろん「クリスマス」 「トイざ●す」のカタログ型チラシを見ながら 「サンタさんにどれを頼もうかなぁ❤❤❤」 毎日ウットリしているのでは? パパ・ママ・おじいちゃん・おばあちゃんは お財布が悲鳴を上げながらも  かわいい子供や孫が喜ぶ顔を見られるなら

          超高齢化社会をリードする長寿県「長野県」で住まいはどうあるべきなのか?

          たかだか月に1回 千葉の実家に出掛ける『介護もどき』も 実家近くに住んでくれている弟の『本物の介護』への 尊敬や感謝の気持ちを抱く機会になるなら多少は価値があるかも・・・  今年54歳になりましたが 同年代の仲間たちの多くがすでに 「親(達)を看取る」という経験をしている中 まだ両親とも存命という状況 「親孝行したい時には…」と言いますからモチロン感謝すべきこと しかし、実態としては母は重度の認知症、父は腰の痛みを抱えながら 母の身の回りの世話を行っています 建築 

          超高齢化社会をリードする長寿県「長野県」で住まいはどうあるべきなのか?

          信州の工務店がもし「早朝打合せ」をご提案したら・・・

          どんな大金持ちにも どんなイケメンにも どんな天才にも 私が負けることなく 同じだけ持っているものは・・・「時間」 でも 実際は「時間」は「お金」で買われています 高いお金を払い「新幹線」や「飛行機」に乗り 移動にかかる「時間」を「お金」で買う 郵便の「速達」も 余分にお金を払い 「郵便物」が届く「時間」を「お金」で買う 長野県で暮らしていれば車での移動が多いですが 「高速道路の料金」もモチロンそう だから 高速に乗ったのに「渋滞」で到着が遅くなると 仕方無いと思い

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          今週末はいよいよ「松本マラソン」ですね!

          信州開催のフルマラソンの大先輩『長野マラソン』は すぐに定員枠が埋まってしまう一方で  定員の半分程度しかエントリーの無かった 『松本マラソン』寂しいです・・・ それでも箱根駅伝のヒーロー 元青山学院の『山の神』神野大地さんを ゲストに迎えたり工夫しています 出走が楽しみです ちなみに今回は私の長男も出走します 彼はそもそも人生初のマラソンですが デビューが 故郷の松本で・・・となりました そんな訳で先日シューズ選びの相談を受けました 学生時代も運動をしていた訳では

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          日本一ガソリン価格の高い長野県で「燃費」について考える

          うちの現場監督が乗っている トヨタの「プロボックス」(ガソリン車です) カタログ上の燃費はJC08モードで約19.6km/ℓ 現実の燃費と乖離しているのは承知のうえで 試算に用いると1,000km走るのに51ℓのガソリンが要る 同じプロボックスのハイブリッド車は 約27.8 km/ℓなので1,000km走るのに36ℓで済む その差は1,000キロ走るごとに15ℓ 価格に直すと ガソリン価格を175円/ℓだと 仮定して2,625円 もちろん当初の車両購入費は ハイブリ

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          スタジオジブリに学ぶ・・・家づくり成功の極意

          日本テレビの子会社になることが 発表されたスタジオジブリ 「映画監督」と「プロデューサー」の 役割がとても分かりやすいチーム 宮崎駿さんと鈴木敏夫さん 二人の仕事の違いはとても明確ですね 宮崎さんは監督として「作品そのもの」の 芸術性が話題になる時に評価を受ける 徹底的に作品づくりにこだわります 情熱的に集中しのめり込みます 鈴木さんはプロデューサーとして 「作品の商業的責任」を負います 人事や予算の調達・管理まで行い 全体をまとめる総責任者の役割を持ちます

          スタジオジブリに学ぶ・・・家づくり成功の極意