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いつでも戻ってこられる変わらない場所をつくる

思い出の場所 に 何十年振りに出掛けて
ビックリした経験はありませんか?

狭かった道が広がっていたり
大きな橋が架かっていたり

なじみの建物は消え
田んぼや昔遊んだ広場が無くなり
その代わりに大きなビルが建ったり

ちょうど先日そんな機会がありました

目の前に広がっている景色と
記憶の中にあった昔の景色との
大きな差に戸惑い しばらく動けず
その場に立ち尽くしてしまったのです

しかし冷静になってよく考えてみれば
相当な時間が流れているので
不思議でもなんでもなく当然のことかもしれません

たまに開かれる「同窓会」に出掛ければ一目瞭然 
人間の身体や気持ちのほうが
同じ何十年の間の変化はよっぽど大きい

そして今後は技術の進化によって
物事の変わるスピードももっと速まる

これまで見たことも無いような
まったく新しい価値観が現れ
混乱させられることも多くなるのでしょう

改めてそう考えると…「住まいづくり」は
少なくとも50年位はそのまま壊されずに
お住まい頂くことになり
時間の流れも ゆっくりで大らかです

もちろん50年後に 私はこの世には居ないでしょうが
「住まいづくり」を好きな理由のひとつかもしれません

「家族にとって、いつでも戻ってこられる
 変わらない場所をつくる」これが「住まいづくり」なら
やはり素敵な仕事 少しでも長く続けられるように精進します

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