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巨大な「木のリング」の行方は・・・

税金の無駄遣い!との声も多い「大阪万博」ですが

今回のパビリオンの設計を担当されるのは
伊東豊雄さん、SANAA(妹島和世さん+西沢立衛さん)、
坂茂さん、隈研吾さん・・・現在正式発表されているだけでも
日本建築界を代表する顔ぶれ まさに「オールスター」

世界的な建築家の作品が集結する機会はなかなか無く
建築好きにはたまらないでしょう

我が信州でも 実際に 伊東豊雄さんや隈研吾さんの
名建築が見られます

文化的なレガシーとなり得る建物が地元に在るのは
住民の誇りで素敵ですが

今回の万博のパビリオンのほとんどが
短い期間の展示後に取り壊されることを考慮すると
「勿体無い」という気持ちもあります

私たちが日ごろお手伝いしている一般のご家族のマイホームは
絶対に生活を脅かすことのない「安全な予算」の範囲内で
行わなければならず シビアなコストの検討が必ず行われます

「良い家になるなら予算は二の次で…」などという計画は
今まで経験がありません

きっと誰が?どんな形で?いくら位?増額分を負担するか?
明確にするべきなのでしょう

これだけのメンバーの作品が一堂に拝めるとあれば
建築・設計関係の人間ならそれなりの高額な「入場料」でも
見たいはずですから・・・

実際に見る人がかなりの額を負担することになれば
「血税で…」という非難にも応えられる気がします

ちなみに私たちが住宅展示場に絶対に出展しないのは
わずか7~8年で解体されるにもかかわらず莫大な経費をかけ
その経費が最終的には施主様の建築費に載せられてしまうから

万博と違って見学するだけの人は
「入場料」を負担することはないですからね

分かりやすいので「お金」を中心に書きましたが
環境的にも多くの資材を使い建築しておいて
短期間で壊すことは

それが どんな素晴らしい建築家の先生の作品でも
参考になる展示場でも

SDGsが叫ばれるこの時代に
あまり合っていないようにも思います
皆さんはどう思われますか?
 
 

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