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手術しました(日記 9/6〜9/7)

といっても重大な病気とかではなく、胸にできたケロイドと下腹部にできた粉瘤の切除です。
胸のケロイドはいつだったかにできたニキビがめちゃくちゃに化膿した結果の産物。例えるならウルトラマンのカラータイマーみたいな形状と位置。3年前の大学卒業前後に一度町の形成外科で切除してもらったのだが、その後の処置をサボったせいか再発し、以来ずっと放置していた。
下腹部の粉瘤は至って小さいもの。しかし凝りは確かにあり、定期的に摘むと中身が出てきたり。

なぜ今になって再び治そうとしたのか…恐らく今のうちにやれる事はやっときたい、の一環なのだろう。自分の事なのに他人事みたいな言い草だが、自分の場合大抵いつもこんな感じだ。
最初に6月頃に近所の病院で見てもらったところ、市で一番デカくて一番新しい医療センターへの紹介状を貰った。そのまま初診の予約をするも最短で2ヶ月後。その初診で施術の説明を受けたが、実際の施術はこれまた1ヶ月後。実に3〜4ヶ月かけてようやく施術を受けられるに至ったわけである。な、長すぎる…

9/5(手術当日)

9時半頃に起床。バイトがある日はベッドから出るまでにウダウダとしてしまいがちだが、こういう日に限ってすんなり起きれる自分って本当にゲンキンだなぁとつくづく思う。

手術は14時半からの予定なので、医療センターにはその1時間前には入っていてほしいと言われている。加えて手術の3時間前になったら一切の飲食(ただの水も含む)も厳禁とのこと。なのでそれまでに飯と水分補給と、ある作業を済ませる事にした。除毛である。

元々自分は全身の体毛がえらく濃い体質(恐らく母方からの遺伝らしい)で、年中半袖シャツが制服となる今のバイトを始めるにあたって月一程度の頻度で全身の除毛をしている。丁度その周期に被ったので空き時間があるうちにやっちゃおうというのがひとつ。
今回の施術はいわゆる外貨手術となるので、その邪魔になりかねないのでやっとこうというのがひとつ。
そして、この手術をした日は一日風呂もシャワーも入れないというのがもうひとつ。これが自分には結構キツかった。この蒸し暑い気候が続いている中で一日でも体を洗えないというのはかなり堪える。だから先に体も洗っちゃおうと……したのだが、除毛クリームを使った直後は石鹸の使用が禁止だった事を思い出し、あえなく断念となった。結果、翌日の術後処置が済んで家に帰るまで丸一日以上体を洗わずに過ごす羽目になった。辛い。
除毛クリームとカミソリを併用すること2時間超。ようやく(ほぼ)全身ツルツルにできた。体毛が濃いというのは、毛が太いだけでなく多いという事でもあるため、自分の場合かなりの時間がかかる。最初にやった時なんて除毛クリーム丸々2本消費した上で6時間以上かかる始末だったので、これでも随分楽な方ではあるのだが…(ポリ手袋をしていても)クリームのせいで指先はテカテカに荒れるし、やはりちゃんとしたメンズエステとかでやってもらった方がいい気がしている。そのためにもやはり必要なのは金だぁ……

身支度を済ませ、今回はいつもの原付ではなくバスで医療センターへ。もしも術後の痛みでまともに運転できなくなったらという可能性を危惧しての選択だったが、結論から言うとそこまでの事は起こらなかったので無駄となった。まぁこの日はめちゃくちゃ雨降ってたし…

到着し、受付をしてちょっと待ってから改めて施術の説明を受ける。内容は極めてふっつーの切開手術である。自分はよくケロイドやら粉瘤やらの手術動画を見ていたが、アレをこの身で受ける日が来たか…という感慨深い(?)気持ちだった。
とはいえ、前のケロイド施術がクリニックのちょっとした施術室での実施だったので今回もそんな大した事にはならないだろう…と思っていたのだが、説明を受けてなんだか雲行きが怪しくなってきた。少なくとも診察室の隣の処置室ではないようだが、じゃあどこで…?とか考えながら雀魂をやっていたら既に手術予定時間を回っていた。なのに未だに呼ばれる気配は無い。いつ呼ばれるかも分からないので次の対局も迂闊に始められない…。そんなもどかしい思いのまま30分が経過、ようやく声がかかった。こういう時ってどう動くべきなんだろう。

看護師さんに案内されて上の階へ。手術着の浴衣などを渡されて更衣室に向かう。浴衣とか着るのいつ以来だろう。
そこから通されたのは…でっかい典型的な手術室だった。ドラマとかでよく出てくるああいう手術室を想像していただければ大体合ってる。それくらいガチの手術室だったのだ。これにはさすがに面食らった。えっ、そんな大事になるレベルの手術やるの…!?と不安になる間もなく手術台に寝かされる。
そのまま手術の準備に。ケロイドはともかく粉瘤の方はパッと見は分からないレベルに小さいものなので自分で文字通り手探りして摘んで教える。その後胸部に心電図のアレを貼られたり、腕に点滴を打たれたり……点滴!?えっ、点滴が必要なレベルの手術なんですか!?ますます不安が募る。
続けて部分麻酔を打たれる。腹部の方はまだマシだが、ケロイドに直接ぶち込まれた方はメッチャクチャ痛かった。しかもそれを何度も何度も繰り返し打ってくるのだ。普通の注射はなんて事ないが、これはさすがに声が漏れてしまうくらいには辛かった。しかもなかなか麻酔が効かないのでさらに打たれる。ひでー話だよ。
そしてそのまま上半身に顔ごと布をかけられ手術開始。…といっても正直何をどうされたとかいう感覚は全く感じなかった。なんか途中で麻酔が切れかかったような痛みがあったので更にケロイドに麻酔を打たれた。いよいよ不安しかない。

視界が塞がれたまま横になること15分前後?くらい、そろそろ眠くなってきたタイミングで手術完了。今自分の腹がどうなっているのか気にはなったが、ビビリなので実際に見てみる気はとても起きなかった。
実際に切除したケロイドと粉瘤の袋を見せてもらう。どちらも全然違うもののはずなのに、白い脂肪の塊的な似たような見た目になっていた。そんなに大きくないと思っていたが結構デカかったので、これが自分の体の中にあったのかと思うとなんだか変な感じがしてくる。

再び着替えを済ませて診察室へ。とりあえず一日経ってからの状態を見たいので明日また来てくれとの事。もちろん事前に説明されていた通り入浴や運動も禁止。抗生物質や痛み止めの薬も処方してくれた。
薬代も合わせて、会計は今日の分だけで13000円以上と想像以上の出費になってしまった。前にクリニックで施術した時はもっと安かったはずなのだが、やはりデカい病院でちゃんとした設備で行なったが故なのだろうか。

この日は休みだった家の人に迎えに来てもらって薬局経由で帰宅。
なんだか手術跡から変な臭いがする。血のような、何かが発酵したかのような。体も洗えないので、明日まではこの臭いと付き合っていかないといけないのか…。バイトのシフトなど、あらゆる予定を入れないようにしておいたのは正解だった。
入浴はできないが、要は手術跡を濡らさなければいいので洗面台で頭と顔だけでも洗った。すげーやりづらいが、やらないよりは遥かにマシだ。

9/6(手術翌日)

昨日と同じくらいの時間に医療センターへ。今回はいつも通り原付で向かった。
手術跡の様子を見てもらう。思ったほど大きくはないようで安心。シャワーも解禁となったので、その度に手術跡を洗って絆創膏を貼り変えるように言われた。
そして肝心の抜糸日は2週間後とかなり先になってしまった。曰く前に一度ケロイドの手術で切開した部分のため、普段の一週間程度だとまた開いてしまうかもしれないとの事。面倒だがやむを得ない。
この日は消毒して絆創膏を貼り替えたくらいで、薬も処方されなかったので200円ちょいで済んだ。また抜糸の時に結構取られそうな気がするが…


だいぶ成り行き任せにダラダラ書いてたのであんまいい文章にできなかったように思う。いつもこんな行き当たりばったりに書いてるのが悪い。来月分はもうちょっと事前準備とか度重なる推敲とか心がけて書きたい。まぁ今回は備忘録も兼ねた記録ということで……

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