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小さな変化|上半期のお気に入り本・映画

気がつくと、もう7月。

新学期・新生活のスタートは4月だから、ついつい忘れてしまうけれど、1年の半分は既に終わったのである。

短いような長いような半年間。

変わり映えのない出来事ばかりのようで、きっと今の私に繋がるたくさんの出来事があった。何も変わっていないように感じても、少しずつ、少しずつ変化している。

何かを見たり、読んだり、聴いたりしたことは、それを知る前には戻れない。

上半期は、本を13冊読んで、映画を17本観た。その中でも特に心に残った2つずつ紹介しながら、自分の小さな変化を掬い取ってみようと思う。

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BOOK

①『世界は夢組と叶え組でできている』桜林直子

いつも大好きで聴いているPodcast「となりの雑談」に出演している桜林直子さんの著書。

この本に今出逢えたことに感謝した。ここに書かれている桜林さんの考え方を、今なら正直に受け止めることができる!と思えたことが嬉しかった。

自分自身の感情・思考・経験・習慣と、正直に向き合って、自分なりの幸せになる方法を見つけたいと自然に思えた。多分、少し前だったらこんな風には受け止められなかったと思う。



②『さよなら私』みうらじゅん

みうらじゅんさんのエッセイ。見開き2ページ分で1エピソードなので、長い文章を読めない時期でもサクサク読めた。

何かに思い悩んだり、自分自身を知ろうとする思考回路はよくあると思うけれど、そもそも自分なんて存在しないという仏教に基づいた著者の人生論が詰まっていた。

その域まで悟ることが出来れば、どんなにいいだろか…と思いつつ、この本をきっかけに、はじめて仏教に興味が湧いた。今度は仏教の思想を概観できる本を読みたい。



MOVIE

①まともじゃないのは君も一緒

引用:Filmarks

ライトな雰囲気だけれど、物語の主人公たちはあまりにも真剣である。その真剣さを、表情や話し方のリズムで表現するだけでなく、キャラクターとしてのコミカルさも醸してしまう主演の2人、すごい!と思った。

「普通はこうあるべき」「普通はどうするの?」と思いに対するはっきりとした答えは無くても、確かな実感を持てる爽快さがとてもよかった。



②マダム・イン・ニューヨーク

引用:Filmarks

観た後に活力が湧いてくるインド映画。リアルな残酷さで心が沈むシーンも多いけれど、めげずに自分の人生の舵を取り戻そうとする主人公の姿に感動した。

どんなに辛い境遇にいても、理解してくれる人がいるだけで、寄り添ってくれる人がいるだけで、踏ん張れることがある。一緒にいるだけで自分自身のことを好きだと思わせてくれる関係性を大切にしたいと思った。


本を読んだり、映画を観たりしてもたらされた変化は、とても小さなものだけれど、こういう小さな変化が募って明日の私をつくっている。

こんな本読んだな、あんな映画を観たな、こんな気持ちになったなと振り返ってみることで、変わり映えのない現状も、これまでの蓄積がしっかりとあることを実感できてよかった。

皆さんも上半期に読んだり、観たり、聴いたりしたことを振り返ってみてはいかがでしょうか。


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