バチェラー人狼ゲームを考えてみた
Amazonプライムビデオで配信されている「バチェラージャパン」シリーズが大好きです。
内容はざっくり言うと、1人のハイスペック独身男性/女性が集まった15人位の参加者の中から運命の相手を見つける、という恋愛リアリティショー。
毎回、グループデートやツーショットデートを繰り返す中で、残す人とお別れする人を選びながら、最終的に1人だけが選ばれるという展開です。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0D3TXYW75/
で、これ見てて思ったんですよね。
人狼に似てない?
人狼での徐々に人が減っていく感じとか、人狼の昼のターンの議論が、デートでの見極めに近いな、とか。
というわけで、バチェラーの要素を反映させた人狼ゲームがあると面白いのではないか、と思って考えてみました。
ボドゲは好きですが素人なので、構成やルールに甘いところがありますが、温かい目で眺めてください。
(以降、バチェラーシリーズおよび人狼ゲームを知らないと全く意味がわからない文章が続きます)
バチェラー人狼 ~真実の愛を掴め~
物語
あなた方真実の愛を求めてこの旅に参加したバチェラーと参加者です。ただしこの中には愛以外の目的で参加している人狼もいます。人狼に騙されることなく、真実の愛に辿り着いてください。
※基本的に通常の人狼と同じく、人狼をあぶり出していく。そこにカード集めの要素も加わる。
目的
バチェラー/バチェロレッテ...真実の愛を持つ参加者と結ばれる。
真実の愛の参加者...自分がバチェラー/バチェロレッテと結ばれる、そしてバチェラー/バチェロレッテが人狼を選ばないように支援する。
人狼参加者...自分がバチェラー/バチェロレッテと結ばれる、そしてバチェラー/バチェロレッテが真実の愛を選ばないように工作する。
役職カード
バチェラー/バチェロレッテ(どちらか1枚。意味は同じ。以下バチェラーと記載)
参加者(真実の愛を求めて参加)
参加者(人狼。売名、金、身体目的で参加)
GM(バンドーさん)
ローズカード
裏面は共通だが表面に意味の異なるカードが5種類ある。表面は基本的に持っている本人しか見ることができない(使用する時を除く)
ノーマルローズ...通常のローズカード。最終的にノーマルローズカードを1番多く持っている参加者がバチェラーの相手に選ばれる。
特殊ローズ
真実のローズ...人狼でいう占い師。このカードを使うと、カクテルパーティー中に1人の正体をGMから聞くことができる。
2on1ローズ...このカードを持っていたら次のカクテルパーティーで使用しなければならない。このカードを出して誰か1人を指名し、バチェラーはその場でどちらかを選ぶ。選ばれなかった方はその場で脱落となる。
バチェラーがこのカードを使う場合は、バチェラーが2人を選ぶ。ストールンローズ...このカードを使うと、自分のカードを全て捨てる代わりに誰か1人の参加者のカードを全て奪うことができる。奪われた参加者はその場で脱落となる。
ただし使用者が奪う相手を宣言した後に、バチェラーが使用許可を出さない場合は無効となる。無効となった場合もストールンローズカードは捨てる。
バチェラーがこのカードを持っていても使うことはできない。ホワイトローズ...このカードを出すとその直後のローズセレモニーで必ずローズをもらうことができる。バチェラーは必ず1枚以上のローズを渡さなければならない。
バチェラーが使う場合は1人を指名して使用させる。
これらの特殊カードは使用したら捨てる。
ゲームの流れ
カクテルパーティー(議論)→ローズセレモニーを繰り返し、1人づつ参加者を減らしていく。通常の人狼の夜のターン(人狼が村人を殺す)は無い。
議論はバチェラーも参加者も一緒に行い、最終決断はバチェラーが行う。
役職カードが配られる。GMの合図で全員目を閉じて人狼だけが目を開けお互いを認識する(GMも)
はじめにバチェラーと参加者には1枚づつローズカードが裏向きで配られる(いきなり特殊カードがくる場合もある)
カクテルパーティーで議論を始める。特殊カードを持っている人は後述する順番に従って使うことができる。使った特殊カードは捨てる。
カクテルパーティー終了後、ローズセレモニーを行う。GMはバチェラーにバチェラー用のローズカード1枚を裏向きで渡す。続いてその時点の参加者の数と同じ枚数のローズカードを山札から裏向きで引き、裏のままバチェラーに渡す。
バチェラーは参加者1人1人にローズカードを裏向きで渡す。ただし1人だけ渡さない。つまりローズカードを2枚(以上)もらう人が出る。
またバチェラーは自分の手持ちのローズカードからプラスして渡してもよい。特殊カードもOK。
参加者はもらったローズカードは周りに見えないように確認する。
ローズカードをもらえなかった人はそこで脱落となる。手持ちのローズカードから1枚を選んで裏向きで捨て、残りはそのまま誰にも見せず持っておく。その後のカクテルパーティー、ローズセレモニーには参加できない。(ただし最後の順位決定戦の権利はまだあるのでカードは持っておく)次のカクテルパーティー、ローズセレモニーを行う。参加者が残り2人になるまで繰り返す。
残り2人になったら持っているローズカードの枚数を確認する。この時残っている手持ちの特殊カードは捨てる。残ったノーマルローズの枚数が多い方がバチェラーの相手に選ばれてゲーム終了。
得点計算
最終的に選ばれた参加者が真実の愛だった場合、
バチェラー・・・ローズカード+3枚
選ばれた相手・・・ローズカード+2枚
途中脱落した真実陣営・・・ローズカード+1枚
人狼陣営・・・ローズカード1枚ずつ没収
最終的に選ばれた参加者が人狼だった場合、
バチェラー:手持ちのローズカードを全部相手に渡す
選ばれた相手:ローズカード+2枚
途中脱落した人狼陣営:ローズカード+1枚
真実の愛陣営:ローズカード1枚ずつ没収
最後に手持ちのローズカードが多い順に勝ち
バチェラー・・・手持ちのローズカードを全部相手に渡す
選ばれた相手・・・ローズカード+2枚
途中脱落した人狼陣営・・・ローズカード+1枚
真実の愛陣営・・・ローズカード1枚ずつ没収
最後に手持ちのローズカードが多い順に勝利となる。
細かいルール
カクテルパーティーで特殊カードを使用できる順は、ホワイトローズ→ストールン→2on1→真実
使用したい人がいなければ次のカードの宣言に進む。ホワイトローズが使用された場合、ストールンと2on1でその人を指名することはできない。
ストールンローズで自分のカードを捨てるときは裏向きで捨てる。つまり他の参加者は何のカードが捨てられたのか分からない。
真実のローズで正体を知ることができる対象は、その時点で残っている参加者のみ。
2on1ローズが使われたら、バチェラーは山札からローズカードをどちらかに1枚裏向きで渡す。渡されなかった方は脱落。2on1で残した方を、その後のローズセレモニーで落としてもよい。
特殊カードを2枚以上持っている場合でも1回のカクテルパーティーで使える枚数は1枚のみ。
勝負のポイント
特殊カードは最終的にカウントされず、使ったら捨てる。残しても意味がないが特殊カードが来た時点で枚数が他の人より少ないことになるので、ローズセレモニーでバチェラーにカードを多くくれるように交渉が必要となる。ただしやりすぎると人狼と疑われる。
途中脱落者も最後の得点計算で上位にくる可能性がある。脱落時に捨てるカードは裏向きなので、他の参加者は今この場に何枚の特殊カードがあるのかを正確に把握することは難しい。
ストールンローズは敵陣営から奪うのが定石だが、まだ分からない場合はとりあえずカード枚数が多い人が狙われがち。仮に人狼が初手からこのカードを持っていたらすぐに真実陣営からストールンできるが、あまりに早い段階で使うと怪しまれるのでタイミングに注意。
ローズセレモニーでバチェラーが山札からカードを渡す時は裏向きのままなので、バチェラーも特殊カードかどうかは分からない。逆に自分の手持ちのカードは見ているので、意図的に特殊カードを特定の誰かに渡すことができる。
バチェラーが自分のカードを誰に渡すかで枚数に差が出てくる。誰が真実か確度が高まった時点で渡すのがよい。
以上です。
細かいことを考え出すと止まらなくなり、まとまりがなくなってきましたが、もう少しちゃんと練れば、なかなか面白いゲームになるのでは?という気もしています。
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