世界のゴルフ動向 その4
1.日本生まれニュージーランド育ちのカズマ・コボリ、オーストラリアツアー連勝
オーストラリアツアー、ウェベックスプレーヤーズシリーズ・ホステッドバイジェフオギルビーで、コボリがトータル18アンダーで優勝。前週のウェベックスプレーヤーズシリーズ・ジェロルドライルインムライリバーに続く2週連続優勝を成し遂げました。
世界ランクにおいて、オーストラリアツアーと2試合以上の世界ランクポイントが加算されることになり、最新の世界ランクで583位まで上昇しました。
昨年世界アマチュア選手権・個人の部でニック・ダンラップを1打差つけて優勝した逸材。今週もオーストラリアツアーに出場します。
ちなみに日本語表記は「小堀一磨」、軽井沢で誕生しました。
2.公傷制度からツアーカード取得、マーベリック・マクニアリー
公傷制度で限定的な試合出場権だったマーベリック・マクニアリーが、ファーマーズインシュランスオープンで、ツアーカード取得のために必要なポイント(昨シーズンのフェデックスカップ125位分)以上を稼いだことにより、今シーズンのツアーカード及びプレーヤーズ選手権に出場できるようになりました。
3.ストラテジック・スポーツ・グループ、PGAツアーに投資
フェンウェイ・スポーツ・グループ率いるストラテジック・スポーツ・グループが、PGAツアーに約30億ドル投資する意向があることが、明らかになりました。
パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)からの追加投資もあり得るとの発表もあります。
LIVゴルフの母体でもあるPIFから、PGAツアーが投資を受ける話はこれまで出て来ましたが、これで本格的に投資することになると、いよいよPGAツアーとLIVゴルフとの包括協議も進展していきそうです。
すでに双方の要人(ルマイヤン氏とモナハン氏)による会合があったと報じていますが、さてどうなりますか?
(追記)
ストラテジック・スポーツ・グループが、PGAツアーに30億ドル投資することが発表され、営利団体「PGAツアーエンタープライズ」を創設。
そこで得た利益を、株主でもある一定条件をクリアした約200人にもおよぶプレーヤー達に配分されるシステムになります。
なお引き続きパブリック・インベストメント・ファンドとの交渉を続けていくようです。
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