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プレジデンツカップ その1

 今年は2年に1度の、米国対欧州を除くインターナショナルチームによる男子ゴルフ対抗戦・プレジデンツカップが開催されます。
 今回はインターナショナルチームがのホームゲームとなり、カナダのロイヤル・モントリオールゴルフクラブで9月26日から4日間開催されます。
 キャプテンは米国はジム・フューリック、インターナショナルは母国の英雄であるマイク・ウィアです。
 各チーム12名の選手が選ばれ、カップをかけた戦いが行われます。


1.プレジデンツカップができた生い立ち

 もともと米国対欧州(古くは英国)の男子ゴルフ対抗戦・ライダーカップが2年に1度開催されていました。
 ゴルフの国際化が進み、欧州以外の国を背負う選手達が集い米国に対抗しようではないかという意見が出て米国もこれを了承、そして1994年に第1回が開催され、現在に至ります。
 ちなみにその発起人は、グレッグ・ノーマンです。

2.これまでの成績

1994年 〇米国 ー インターナショナル
1996年 〇米国 ー インターナショナル
1998年  米国 ー インターナショナル〇
(オーストラリア開催)
2000年 〇米国 ー インターナショナル
2003年 △米国 ー インターナショナル△
(南アフリカ開催)
2005年 〇米国 ー インターナショナル
2007年 〇米国 ー インターナショナル
(カナダ開催)
2009年 〇米国 ー インターナショナル
2011年 〇米国 ー インターナショナル
(オーストラリア開催)
2013年 〇米国 ー インターナショナル
2015年 〇米国 ー インターナショナル
(韓国開催)
2017年 〇米国 ー インターナショナル
2019年 〇米国 ー インターナショナル
(オーストラリア開催)
2022年 〇米国 ー インターナショナル

通算 米国 12勝1敗1分け

※西暦の末尾が偶数の年に原則として開催されます。
 2002年の場合は2001年に同時多発テロのため、ライダーカップが翌年に延期されたため、プレジデンツカップは翌2003年に開催。
 これ以降は奇数の年に開催されることになりましたが、パンデミック発生があったため2020年のライダーカップが延期されたため、2021年に開催されました。
 翌2022年にプレジデンツカップが開催され、本来の偶数年開催に戻りました。

3.競技方法

 競技はマッチプレー方式を採用します。
 
・初日  フォーサム   5試合
・2日目 フォーボール  5試合
・3日目 フォーサム   4試合(午前)
     フォーボール  4試合(午後)
・最終日 シングルス  12試合

 勝利1ポイント、引き分け0.5ポイントが与えられ、15.5ポイント以上獲得したチームがカップを得ることができます。
 最終日で15ポイントで並んだ場合は、前回カップを獲得したチームの防衛となります。

4.選手の選出方法

 米国チーム、インターナショナルチームによって条件が異なります。

・米国の選出方法

 2023年1月から今年のBMW選手権までのフェデックスカップポイントを積算し、上位6選手が自動的に選出。
 最新ではシェフラー、シャフリー、モリカワ、クラーク、キャントレー、ティーガラが自動選出圏内。
 残り6選手はキャプテン推薦により選出。

・インターナショナルの選出方法

 世界ランクのポイントを選考基準とし、BMW選手権終了時における米国および欧州選手を除く世界ランク上位6選手が自動的に選出。
 最新では松山、イム・ソンジェ、トム・キム、デイ、アン・ビョンホン、スコットが自動選出圏内。
 残り6選手はキャプテン推薦により選出。

 ただし選出されるには、以下の条件を満たすこと。
・自動出場資格を得るには、2022年9月12日から今年のBMW選手権まで15試合以上試合に出場しなくてはならない。ただし、怪我、病気、または個人的な都合による欠場の場合は、これに当てはまらない。
 キャプテン推薦には試合出場義務数はない。

・PGAツアーカードを保持していること。

.プレジデンツカップに出場した日本人選手

 これまでプレジデンツカップに出場した日本人選手は6選手です。

・渡辺司(第1回)
・尾崎将司(第2回)
・尾崎直道(第3回)
・丸山茂樹(第3回、第4回、計2回)
・石川遼(第8回)
・松山英樹(第10〜14回、計5回)

 次回はメンバーが正式に決まったときに投稿します。

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