第16回:障害者枠×WEB担×契約社員に”宅建”って必要ですか?~資格試験は上司の一言でやってくる~

こんにちは、あとさけ@双極Ⅱ型正社員です。
思い出したので(笑)、今回から数回に分けて「上司命令により宅建を5か月で取った(取らされた)」話をしていきたいと思います。

採用され配属が決定した直後、「サイト周りのことよろしくね」と言われた経緯は第11回でお伝えした通りです。

10年近く更新されていないIT知識に期待され、いきなりWEB担になった私は仕事と新しい知識の習得に明け暮れていました。

それでもまだ学ぶ方法や方向性はわかるので抵抗なく頑張れます。徐々にA社のサイト群の構造や管轄部署、課題点なども見えてきてベンダーとも会話ができるようになり、ある程度の手ごたえも感じることができるようになってきていました。

そんな中。入社後初めての新年度を迎え、人事考課の目標設定面談を受けていた時のことです。私に軽いノリでWEB担を振ってきた上司さんがまた例の口調で言ったのです。

「この部署、全員宅建持ってるんだよ。あとさけさんも今年取っといてね」
「考課目標にも入れとくから~」

宅建(宅地建物取引士)は、ご存じの方も多いと思いますが不動産の売買仲介において法で定められた事務を行うための国家資格です。
簡単な方とはいえ、国家資格。周りの人が持っていることは知っていましたが、障害者でWEB仕事しかしない契約社員の私には関係ない話だと思っていました。

この時までは。

でも、考課に関わってくるとなると話が変わってきます。

A社では、契約社員は3年連続で一定以上の基準で考課目標をクリアしてはじめて、正社員登用にチャレンジできるという規程がありました。

最短ルートで正社員になりたい私としては、考課目標を毎年確実に達成していく必要があったのです。

しかたない、頑張って宅建取るしかないか。でも、どうやって?
いつ試験あるの?だいたい勉強ってどうやるの?そもそも宅建てなによ??
全然何も知らない!!

その時5月。慌てて調べると試験は10月。
すでに5点免除講習(受けると試験科目が5問免除される講習)の受講受付期間も終わっていて、全合格点を自分で取らないといけない状況でした。
ものの本によると独学の初回受験者に必要な学習時間は500時間。1日3時間勉強しても間に合わない計算です。

普通に仕事が忙しくて、仕事に直結する学習もする必要があって、その上で全く知らない分野の資格を取らないといけなくなったわけです。とほほ……

結論から言うと、その年の宅建試験で私は合格しました。いやー、興味ない分野の勉強がこんなにつらいとは……もう二度とやりたくないですね。
ちなみにA社は受かるまで(自費で)受けさせ続けるので、「来年は絶対受けたくない!!」という強い気持ちで乗り切りました(笑)。

次回からはどうやって体調を崩さずに試験期間を過ごしたかについてお伝えしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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