働き方を考える / 派遣or正規雇用
【前置きですが、私は、HSS型HSPでマルチポテンシャライトに当てはまると思っています。これらの詳細は後述します。】
私は今、派遣看護師として働いています。
詳しく言うと、長期派遣ではなく、単発の日雇いです。
そして、来月からは正規雇用で働きます。
その上で、今単発での働き方が自分に合っているかもしれない…と感じ始めており、働き方の違いなどを少し深掘りしてみようと思います。
単発で働いている今の気持ち
今の働き方は、とりあえず週5日は仕事を入れることを目標に、
「これならできるかも」
「これちょっと気になる」
「経験がないから、半日勤務で様子を見るのもいいな」
といった感じで、とりあえず手軽に働ける仕事を探し、仕事を得ています。
勤務先は、ひと月に数回入る職場もあれば、たった1度のみの職場もあります。なのでその都度新人ですし、どんな人がいて、どんな業務内容で、どんな雰囲気で、はたして半日もしくは1日こなせるか、休憩は1人で取れるか、通勤にどの位時間がかかるか、道に迷わず辿り着けるか、、、等常に不安はいっぱいです。
(人によってはそんな負担が大きい働き方はちょっと・・・と敬遠されると思います^^;)
でも最近になって、日によって違う職場、違う通勤ルート、新しい出会いや学びがなかなか面白く、こういう環境だったらいいな、この時間帯ならストレスも少ないな、というのを少しづつ感じる余裕が出てきて、しかも自分の都合で仕事を入れるというスタイルが自分に合っている気がしています!
もうすぐ正規雇用で働くけど…
派遣で働く前は、もちろん正規雇用で働いていました。
派遣社員さんも一緒に働いている職場もありました。ですが、当時の私は派遣で働くことに全く魅力を感じていませんでした。
その理由は、正規雇用と違い派遣社員は職場での働き方に深く関わる事ができず、そんな働き方って面白くないよね?と思っていたからです。
ただ言われた仕事をこなし、会議に参加もしないから意見交換もできない、それだと職場の内情をしっかり理解できないよね?そんな状態で働くって不安じゃないのかな?という思いが強かった気がします。
でも次働く予定の職場は、ここで働いてみたい!!と心から感じた職場なのです。因みに特別養護老人ホームです。
フラットな人間関係、どんどん新規事業を展開してくスピード感、そして地域交流も積極的に行い地域の縁側のような多世代交流の場として定着してきている、SNSの発信も毎日していて中身が分かりやすい等々これらの情報が私にとってはとても魅力的に映ったのです。
ただ、8時間拘束で勤務時間が固定されていること、通勤が必ず渋滞にはまるルートである事、従業員が多く結構大規模な企業である事、夜間のオンコール待機が月に数回ある事、あとは給与面が派遣で働くよりかなり下がる事(正直これが一番のネックかも)、これらが不安の要因になっています。
シフト制で日勤のみというのが唯一の救い。
派遣から正規雇用に切り替えた理由
派遣から正規雇用を目指したのには理由があります。
派遣の働き方に物足りなさ(成長出来ないし学びや経験を十分に活かせない感覚)を感じたからです。
正規雇用で働いていた時、時に積極的に自分の意見を周りに伝えたり、内容を改善したり、自分に裁量権があったり、新人の指導をしたり、上司不在の時にはその代役を頼まれたり、などやりがいがありました。
(でも当時は気付いておらず、退職後に振り返って気付いた)
派遣歴は3年程。
たまたまコロナウイルス感染症の流行の時期で、それ関連の看護師の需要が病院以外でも多かったため、1か月更新の仕事を2年半ほど続けました。
その時は派遣社員だけで構成された職場環境だったので人間関係が比較的あっさりしていたし、働き方の融通がききやすく(休み希望がほぼ通る、1か月更新なので縛られているといった負担がそこまで感じない)、責任を負うような業務内容でもなかったこともあり、働く上での負担をあまり感じずに働けていました。
ですが、コロナの終息と共にその仕事が終了したため、一つの会社で長期雇用という形で働くことに。
すると、3ヶ月って長いな…とか、気付いたことをどのタイミングで誰に伝えたらいいんだろう?とか、勇気を出して管理者さんに質問をしてみたけど、改善にはつながらないな、とか、体調を崩したときの連絡が会社の営業時間中じゃないとできないとか(後半はSMSでとれるようになり負担減)、派遣の変わりはいっぱいいるし誰でもできるしごとなんだよな、結局この職場に自分の存在価値ってないんじゃないか?←これは勤め始めて早い段階でこれは感じていて、段々と仕事に対して意欲的じゃなくなっていた私。
だから、もう一度自分にしかできない働き方を目指そう!!と思い、やりがいを持って働くなら正規雇用なのではないか?と就活をし始めたのです。
HSS型HSP・マルチポテンシャライトに合ったの働き方とは?
HSS型HSPとマルチポテンシャライトについて簡単に解説すると
【HSS型HSP】
HSP研究の第一人者 心理学博士エレイン・N・アーロンの研究によると、
HSPは人口の約20%を占め、さらにHSS特性を併せ持っているのはその30%。
つまり、20%×30%=6% が感受性豊かで繊細で傷つきやすく、かつ新たな刺激を追い求めるHSS型HSPであると仰っています。
(HSSとは「High Sensation Seeking」の事であり、「高刺激探求・探求刺激」という意味。)
【マルチポテンシャライト】
マルチポテンシャライトとはエミリー・ワプニクさんという女性が命名した言葉で、TED TALKsで語られてもいますし書籍も出ています。
マルチ=多く、ポテンシャル=潜在能力を持つ、アイト=人。
さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探究する人のことを指しています。
ゆえに、マルチポテンシャライトの中にはHSS型HSP(HSE)に当てはまる方も多くいそうです。
・器用貧乏
・何かの専門家やスペシャリストではない
・ライフワークが見つからない
・飽っぽい、根性がない、何をやっても中途半端で自信がない、
ってことは、一つのことに集中できないし継続できないダメな人間・・・。
と思ってしまいがち。日本で生きていると特にそうなのかもしれません。
この理解をしっかりすることが働くうえで基盤となるはず。
HSS型HSPもマルチポテンシャライトももう5年以上前から知ってはいたのですが、当時の私は本当に自分に自信がなさ過ぎて、そんな自分はいったいどう生きていけばいいのか、、、という状況から抜け出せずにいました。
でも今の私は、ある程度揺るぎない自分軸が持てているので、転職後の自分を客観視しながら自分自身の生き方を見つけられたら、と思います。
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