見出し画像

不登校の子どもと過ごした経験の振り返りから「子どもの幸せを願う」について思うこと

昨日、自己理解プログラムで知り合った方と、子どもの不登校のことでお話させていただきました。話が終わってから、当時の気持ちや行動を振り返り気付いたことあったので、残しておこうと思います。

話をするに至った経緯

自己理解プログラムで知り合った方のお話の中で、「親子関係の困りごとをサポートをしたい」「似たような状況の方を見つけられない」というお話があったり、その方のブログで「子どもが学校に行けていない」という内容がありました。
私は息子が一人いますが、小4の3学期から行き渋りが始まり、小5~中3まで完全不登校でした。その経験が誰かの役に立てばという思いはずっとありました。
そこで、今回その方が自己理解プログラムを私より一足先に卒業され、もう顔を合わせる機会がなくなってしまった!と思った時、Twitterで繋がっていたので速攻メッセージを送ったのが始まりです。
送ったメッセージ内容は、「私も子どもの不登校を経験している。もしかしたら何かお役に立てるかもしれないので、お話したいです」というものです。
ありがたいことにOK頂き、直ぐ日程調整をしました。

私にできる事って?

当日何を話そうか??
お相手は不登校のお子さんを抱える、まさに当事者。
私がその時どんな話が聞きたかっただろう??
考えてみました。
真っ先に思いついたのが、お相手の状況を把握することと、母であるお相手の方に寄り添う事でした。
とりあえずお母さんの気持ちに真っすぐ向き合い、認め、寄り添うことが大切だと思いました。
私は当時、ものすごく孤独だったので。

話の内容

話が始まり、お相手から「母親の気持ちの保ち方」についてお伺いしたい、と言われました。
私は当時を振り返り、自分のとった行動をお伝えしました。
私はとにかく行動していました。
学校に足を運ぶ、不登校を隠さずに人との繋がりを持ち続ける。
でもそれは、自分が不登校を受け入れることが出来ていなかった焦りや不安が大きかったのかな?とも話しながら思いました。そのことも伝えました。
だから、自分の心が安定できるように、人との繋がりを持とうと懸命だった気がしました。

お話は、お相手のお子さんの状況と学校の状況、親子関係や家族の話から始まり、私の経験談を話していきました。
不登校の始まりの時の記憶が薄く、というか必死だったことだけはわかるので色々考える余裕なく動いていたので、覚えていないという感覚。
役立つことが思い浮かばない、、、
と思いつつ、とにかくお相手の状況を聞いて、それに対して答えることをしました。

話し終わって改めて振り返る

私、見当違いのことを話してしまったんじゃないか。と考えていました。
でも、お相手の方は「経験者のお話は違う」と言ってくれていました。

私の中では、寄り添えてなかった気がするな、、、と反省の嵐。
一晩寝て、朝になってまた振り返ってみました。
結論としては「こどもの笑顔を見れることが一番の幸せ」ということが、ハッキリクッキリ思い浮かびました。

もちろん、私が息子の不登校と向き合っていた時、そのことは考えていました。でも自分の中でのゴール設定が高すぎた。
息子が小学校の頃は「学校に行くことがゴール」になっていた気がします。
家で過ごさせていたにもかかわらずです。
やはり、学校と毎日やり取りしなければならない事、家族の理解がなかった事、義務教育の意味を勘違いしていた事などで、私自身が疲弊していた気がしました。

子どもの幸せを願うとは

子どもの不登校をはじめから受けいれることができる親は、どの位いるのでしょうか?
世の中の不登校の子どもを持つ親の成功体験を見ていると、「子どものありのままを受け入れることが大切」という情報に溢れ、私はそれをみて「みんな初めからできていてすごい、私は気付くのが遅かったダメな親だ」と思う気持ちがあったような気がします。

また、孤独という状況と、学校側からはどうにか登校するには?を遠回しに押し付けられる感覚があるし、片親で働かなければ生活できないという状況もあり、頭が回りませんでした。

ですが、今回お話させていただいたことで、今の自分だったらきっと私は当時の自分に掛ける言葉は「我が子の笑顔に変わる幸せはない」
かなと思います。
その為に、その子の心が落ち着いて穏やかにいられることにまず全力を注ぐことに時間を費やす親としての覚悟なのかな?と思いました。

自分が渦中にいた時、視野が狭くなるし、必死だし、私が何かしなきゃ子どもを守れない!!という気持ちに追い立てられていた気がしました。
でも、これも一つの経験!!
そこから学んだことはものすごく多い。
子どもとの向き合い方や、寄り添い方、協力先の見つけ方や自分の行動力の源はやはり子を思う親だから、という事も!

最後に

私はずっと自分の経験から、不登校の子どもの居場所やその親のサポートをしたいと思っていました。
それに対して行動もしていましたが、何だか上手くいかず挫折の繰り返し。

でも今回、偶然ですが同じ自己理解プログラムを受けていた方でしかも不登校のお子さんを抱える母親という立場の方との出会いから、お話をする時間が持てたことは、私にとって大きな前進になりました。

また『自己理解という同じ学びをしていたから、お互いの行動や思考の癖もわかる。
そこは大きい気がしました。

今後も少しずつ、自分のできる形でのサポートがして行けたらと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^^♪



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?