ブランディングとは? 世界観、良い循環、長期的利益!
◎ ブランドとは? ブランディングとは?
デザインの効果・方法の1つとして、ブランド構築やブランディングがあります。近年、よく聞かれるようになりましたよね。個人〜企業まで、規模を問わず、ぐんぐん意識されてきていると感じます。そもそも、ブランドってなんでしょう? 前回に引き続き、カフェのオーナーになって考えてみます。
ブランドは、自分のカフェが「競合店と区別するためのオリジナリティ」「生活者へ接することで生まれるイメージ」と言えます。ブランディングとは、「ブランドを構築するための方法」であり、生活者に「このカフェがいいな」と感じていただき、競合店の中から選択していただくまでの過程を築くことです。
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◎ ブランディングの目的!
ん? 競合の中から選んでもらう? だったら、思いっきり目立たせるポスターをつくったり、インパクトのあるフライヤーをバラまけばいいんじゃない? ……そうきましたか。ならば、ブランディングの目的をお伝えしましょう。
ブランディングには、「A. 一貫した世界観を確立する」、それによって、「B. 長期的利益を生み出す」という、2つの大きな目的があります。じゃあ、そのブランディングをやるには、どうしたらいいんでしょ? 1例いくよ!
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◎ 世界観、良い循環、長期的利益!
まず、このカフェが何を目指しているか、という「01. オーナーの想い・カフェの独自性の具現化」= ロゴやショップカードのデザインを行います。つくられたデザインを見る度に、あぁ、そうだ、自分たちはここを目指してるんだ! ……っちゅー、従業員の中で「02. コンセプトの認識・共有」が行われます。仕事の目的・ゴールが明確なので、「03. モチベーションの向上」が実現できるわけです。
そして、モチベーションが上がった従業員から、めちゃくちゃ気持ちいいサービスを受けた生活者の皆さま。「04. 再び訪れたくなる印象」を感じます。そんでもって、あのカフェ、いいわよ! と、「05. 誰かに伝えたくなる意識」を持つわけです。噂を聞きつけた新たな人が、カフェに訪れます。お客さんが増え、活気づいた店内。さらにモチベーションが上がる従業員、より良いサービスを提供し……。
まとめると、上の「01.」= ロゴやショップカードのデザイン = 「A. 一貫した世界観を確立する」。そして、「01.→02.→03.→04.→05.→01.→02.…」の良い循環 = 「B. 長期的利益を生み出す」。で、「A+B」が「ブランディング」ということです。
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◎ ブランディングの注意点!? さらにいいこと!
1つ注意点を。「コーヒーが美味しくない」「販売されている商品が粗悪」……など、提供されるサービス自体に魅力がない場合、どんなに一生懸命、ブランディングしても、良い循環は築けません。当然といえば、当然ですが、根っこに魅力的なサービスがあり、それをより素敵ぃ〜な見せ方で届け、伝え続けることがブランディングなのですから。
最後に。ブランディングには、もういっこ、いいことがあります。「価格競争からの脱却」です。ブランディングがうまくいった場合。「あのカフェに行きたい」という理由は、「価格」ではなく、「世界観や雰囲気」なので、安かろうが高かろうが、行きたいもんは行きたいんです。あぁ! 時間つくってでも、お金貯めてでも行きたい!!(← こう感じていただけたら嬉しいですよね)
誰でも知っている有名なお店を思い浮かべてください。上記の点がしっかりと意識され、ブランディングされているはずです。ディズニーランド内、○○ワールドのような一貫した世界観。説明不要で、ワクワクするし、また行きたくなりますよね。キャラメル味のポップコーンでもほおばりながら、歩いてみましょう。このリア充ども! ちきしょう!!(← 最高!)
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* 2019年10月1日_追記 : 本noteの「▶ 動画版 YouTube」を公開しました。よろしければ、下の動画↓もご覧いただけると嬉しいです!
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