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いらないもの図鑑004:座れないイス

この世にあるのかないのか分かりませんが、いらないモノを考えるシリーズです。パッとみいらないモノを想像してみて、もしかしたら役に立つかもしれないポイントまで考えてみます。

No.004 座れないイス

もはや哲学である。椅子なのに座れないのだ。

あらためて考えてみるとイスってなんなのかわからなくなったので定義を調べてみた。

概説 椅子とは、こしかけるために作られたものやその目的で使われているもの、あるいはこしかけるための家具の総称である。....椅子は座るための道具であることから構造的に全ての椅子は「座面」を持っている。

そう。何か物体としての定義があるわけではない。必然的に座面を持つ結果になっているだけだ。

人の思いによってそれはイスになるらしい。たしかにそこらにある段ボールも座ってみればそれはイスだし、公園なんかにあるちょうど良い高さの柵なんかもイスになってる。

そういう意味では座れないイスというのも成り立つのかもしれない。

こしかけるために作られているべきであって、こしかけられる必要はない。

よし、まずはおもいきって座面を取り外してしまおう。

座面のないパイプイスのメリット

座面のないイスでイメージがつきやすいのはパイプ椅子ではないですかね。ほら、プロレスとかでよく凶器として使った後は外れてたりするでしょ?
パイプの骨組みだけになったやつ。これを例に考えてみよう。

座面がないことでのデメリットはひとつ。座れない。これにつきる。

ではメリットの一つぐらいないのだろうか。

・パーツが減ることで軽くなる
・武器としては攻撃力が増しそう
・人が座らなくなることによる間接的な体力増加
・いたずら用

絞ってもこれぐらいか...ではこれが商品として売り出されるぐらいに魅力を出すにはどうすればよいのだろうか

座れないイス¥580

やはりイスは座れるべきなのかもしれない。もし座らせるためのイスなのであれば、フレームだけのイスには価値がでてくる。そのカスタマイズ性からファッションへとつながり街中をフレーム片手に闊歩する人が現れるかもしれない。

すべらないのにペニーをカバンにつけることが流行った国だ。パイプ椅子のフレームをつけてあるいたとしてどっこいどっこいだろう。

580円ぐらいにして、ビレッジヴァンガードなどで売ったら意外と....?

座れないイスは座れるようになるイス

結果座らせることにはなるが、自分の手で座れるようにする過程でオリジナリティや価値がうまれるのかもしれない。

以上。


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