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11月2日独り言朝刊ニュース

日経新聞の朝刊から気になるニュースを抜粋。

"トヨタ、資源高1.6兆円重く"

トヨタ自動車は2023年3月期の業績見通しについて、円安の追い風にかかわらず最終減益見通しを据え置いた。資材高騰やその影響を強く受ける部品会社への支援で、1兆円を超える円安効果が打ち消される。生産計画の下方修正で新車不足による納期遅れの長期化が解消されず、販売面でも制約が続く。
輸出や海外事業が大きいトヨタにとって円安は追い風になる。少なくとも営業利益は前期比1兆850億円のプラスと、この20年で最大の為替効果を得られる見込み。
それでも減益に沈むのは、部品会社のコストアップ分の肩代わり。円安効果がもたらす原材料価格や燃料費は利益下押し1兆6,500億円になる。
車載向けの半導体は未だに供給が安定していない。23年3月期の生産計画は970万台から920万台へと引き下げた。生産減は新車の納期遅れ問題にも影を落とす。
特に半導体を多く使うレクサスの状況は深刻だ。販売台数は最大市場の北米で4-9月、前年同期比2割近く減少した。レクサスは円安メリットを享受でき、収益性も高い。ただ生産不足で収益機会を逃している。
トヨタは各地域の連結ベースの販売台数見通しについて、日本3%減、北米6%減、アジア8%増と見直した。
円安の追い風が吹く間に、需要に応えられるよう早期に生産を安定させる必要がある。対応を謝れば顧客離れは深刻になる。

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