11月30日独り言朝刊ニュース

ウィンストンチャーチルの誕生日。日経新聞の朝刊から気になるニュースを抜粋。本日は11月最終日。今年は残り一ヶ月。
3日ほど朝刊ニュースをサボってしまった、、、

"世界半導体4年ぶり縮小"

 半導体市場が4年ぶりに縮小する。主要企業で構成する業界団体は29日、2023年の売上高が22年比4%減の5565億ドル(約77兆円)になると発表した。スマートフォン向けの需要減に加え、業績が悪化しているIT大手がデータセンター向けの投資抑制に動き始めた。世界経済の先行指標である半導体の減速が続けば、景気に影響を与えかねない。
 業界団体の世界半導体統計(WSTS)によると、19年以来の前年割れとなる。データの記憶に必要なメモリー半導体は市場全体の2割強を占めるが、17%減と大きく落ち込む。スマホやパソコンの出荷低迷に加え、メモリーを多く使い需要を下支えしてきたデータセンター向けの投資も足踏みを始めた。
 データセンターを運用するIT大手の業績は広告収入などの急減で悪化している。米マイクロソフトや米アマゾンなど4社の7-9月期の設備投資額は前年同期比20%増にとどまり、30%超伸びていた、21年に比べ減速した。台湾調査会社のトレンドフォースは23年の世界サーバー出荷量が2.8%増と、22年の5.1%増から鈍化すると見込む。
 需要が大きい自動車や産業向けの半導体はなお供給不足だが、デジタル機器の頭脳となる半導体は供給過剰に転じた。半導体メーカーは生産量を増やしてきたが、半導体を使うスマホやサーバーは民間消費の落ち込みで需要が急減した。
 WSTSによる地域別の23年市場予測では、日米欧が前年を上回ったのに対し、中国を含むアジア太平洋地域は7.5%減となる見通しだ。
 画像処理半導体大手の米エヌビディアは22年11月-23年1月期の売上高を前年同期比で約2割減になると予測する。中国市場の需要減に加え、取引承認よために半導体による計算作業が必要な仮想通貨の暴落も響く。
 足元では中国市場がゼロコロナ政策で再び行動制限が強まっている。米国が対中半導体規制を強化していることもあり、23年の市場減速がより強くなる可能性がある。

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