トレンドに敏感なデザインで差をつけよう！それってどうすれば良いの。。？？

皆さん、こんにちは！

今日は私が入社当初、先輩デザイナーに教えてもらった言葉について書きたいと思います。

「〇〇風なんが、一番売れるねん」

これは、私が入社したタイミングで退職される男性デザイナーの方が私に残した言葉です。
最初は、何て事を言う人なんだ！！
デザイナーの片隅にも置けない！！！と、
全く理解できなかったけれど、
実際の現場でその言葉の重要性を感じました。

大量生産の現場では、「〇〇風」の商品が数多く存在します。

OEM会社も、成功した型を元にアレンジを提案することがよくあります。
また、社内プレゼンでも
「これが売れているので、同じ雰囲気の方向性で新商品を作ります」というアプローチが多々あります。

〇〇風は、時代の流れを取り入れた重要な要素です。
もし〇〇風に自分の名前やブランドが組み込まれれば、
それこそがデザイナー冥利に尽きる瞬間かもしれません。
あ、こういう事、シャネルも言ってましたよね。
ガブリエル・シャネル、本当にかっこいい。

ただし、〇〇風とは単なる模倣ではありません。
直接コピーすることは絶対にNGです。
少し変えるだけもNGです。
大切なのは、真似たい部分のエッセンスを抽出し、
それを他の要素と組み合わせてオリジナル性を追求するのが鍵です。

では、どれくらい変えるべきか？

まずは真似したいブランドのどの要素に焦点を当てるかを考えます。
大きさ、色、形、素材、テーマなど、
よい部分のエッセンスを1つだけ抽出してください。
これらのエッセンスを別のブランドやメーカー商品からも取り入れ
（一般的には、３つ組み合わせるとオリジナルになると言われています。）
最終的に、自分と言うエッセンスを少しだけ加えることで、
オリジナルな商品が生まれるはずです。

エッセンスを練り込む際には、
自社の売れ筋やターゲットに合わせて調整し、
最後には自分の独自のセンスを
ぱらぱらっと降り掛ける程度に加えましょう。
ただし、慎重に！！
シェフが最後に味を調えるのと同じ要領です。
間違えると商品が不味くなりますが、
不味くなると嫌だからと言って振りかけないと、
味気ない商品になるので要注意です。

結びに・・・

今回は、トレンドを取り入れつつ、商品企画を進める際のポイントをお伝えしました。〇〇風を上手く活用し、素敵な商品を産み出してくださいね。

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mori*mori 　
【テキスタイルデザイナー　刺繍イラストレーター　絵描き】
テキスタイルデザイン/企画に１０年以上携わっています。
2023年12月に独立し、自分のブランド展開や絵を描く傍ら、
今までの経験を活かし、これから自社でオリジナルプリントを作りたいと思っている企業様や個人作家様向けに、お仕事のお手伝いをしています。
📍東京都中央区


atom design worksのホームページ
→https://atom-design-works.amebaownd.com/

atom design works

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【ボーダレス】テキスタイルブランド
ちょっと可愛い物が好きな男の子、ちょっとアクティブな女の子にちょうどいい、ハンドメイド好きなママとパパの為のハンドメイド用テキスタイルを展開しています。
（2024年9月より販売予定。）

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