
No Mercy 無慈悲な光景
私は以前から無慈悲な写真を撮り溜めている。歩いていてふと見かけた無慈悲な瞬間を切り取っているのである。
無慈悲な瞬間は時に残酷であり滑稽でもある。なんらかの原因で秩序が乱され混沌がもたらされたとき、無慈悲な光景が生まれる。
せっかくの綺麗なものが滅茶苦茶に破壊される。当事者から見ればできる限り起きて欲しくないことであるが、傍観者からみれば好奇心をそそり、無慈悲だなと思うと同時に笑うしかないこともある。
ある意味、私は秩序の崩壊や破壊の光景を望んで記録したともいえる。少なくとも外見上は法や秩序に則り生活している私をこのような無慈悲な光景の収集に駆り立てるものは何か?
ゴミ袋はいつでもカラスに突き破られ中身が散乱するものである。
加重に耐えるために存在するタボが強すぎるがゆえに棚板上の重さに耐え切らず棚板を破壊した。
たとえ誤植があったとしても、それが何万箱も印刷されたとしても、伝えたいことは伝えられる。
緑化のためにホームレスの居場所が無くなることはやむを得ないのか?
ホームレスを移動させるためにプランターを置いたのか?
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