シゾイド・パーソナリティを測定する
割引あり
シゾイド・パーソナリティ障害とか,スキゾイド・パーソナリティ障害と呼ばれる特徴的なパーソナリティ障害が知られています。なお最近では,通常のパーソナリティと症状としてのパーソナリティの連続性を考えて「パーソナリティ症」と呼ばれることもあります。
シゾイドパーソナリティ障害
MSDマニュアルに示されているように,シゾイドパーソナリティ障害の特徴は次のような内容です。
精神疾患の診断マニュアルであるDSM-5を作成する際に,スキゾイドパーソナリティ障害の削除が提案されたこともあるそうです。ただし,他のパーソナリティ障害も削除を提案されつつも残されているものもありますので,このあたりは微妙なところです。
シゾイドパーソナリティ障害の診断基準は,次のような内容になっています。これも,MSDマニュアルから引用してみましょう。冷淡で無関心で一人でいることが多いといった特徴が示されています。
測定
障害というまでのレベルではない,シゾイドパーソナリティを測定して研究を進めようとする試みが行われています。
文献によれば,シゾイドパーソナリティは,ビッグ・ファイブ・パーソナリティのうち外向性の低さと開放性の低さの組み合わせを特徴とするようです。一方で,神経症傾向は高い可能性もあるようです。
どのような尺度が完成するのでしょうか。こちらの論文を見てみましょう(The Development of the Five-Factor Schizoid Inventory)。
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