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心理尺度構成のステップ(4)信頼性と妥当性

今回も,ある論文の中に書かれている,心理尺度を作成する手順について見ていきましょう。

第1回から第3回までの記事はこちらです。

この論文では,9つのステップが示されています。以下の通りです。

1.領域の特定と項目の作成
2.内容的妥当性の検討
3.プレテスト
4.サンプリングと調査実施
5.項目の削減
6.潜在的要因の抽出
7.次元性のテスト
8.信頼性のテスト
9.妥当性のテスト

今回は8.と9.になります。とうとう最後までたどり着けそうです。

今回はどこまで進めることができるでしょうか。参考にしているのはこちらの論文です(Best Practices for Developing and Validating Scales for Health, Social, and Behavioral Research: A Primer)。

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