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音がうるさい車に乗りたがる人々

割引あり

東京に住んでいると,普通自動車の免許を持っていない人や,ペーパードライバーで自動車も所有していないという人も珍しくなさそうです。私自身は愛知県の地方生まれですので,自動車があるのが当たり前で,そもそも自動車がないと自由に買い物も外出も不自由に思えてしまいます。


自動車の改造

自分の自動車をもつと,改造したくなる人もいます。お金をかければそれだけできることも多くなりますし,いろいろな改造方法があるものです。

その中でも,マフラーを改造するというのは手軽な改造方法のひとつです。

パワーアップを目指したり,音量を大きくしたり,またかっこよさを追求したり……マフラーを改造する目的にもいろいろなものがありそうです。

そういえば自分も初めて購入した中古車のマフラーにアタッチメントをつけたりもしてみたことがありますね。免許を取って最初に買ったのは,中古のフォルクスワーゲンゴルフでした。丸いヘッドライトの第2世代で,ディーゼル車だったのですが,アクセルを踏み込むと黒煙をまき散らして「環境によくないなあ」と思いながら運転していたのでした。大学生時代のことです。なつかしい。丈夫で良い車だったのですが,その車は信号待ちで後ろから追突されて廃車になってしまいました。

ダークな性格

ダークな性格が,自動車の改造に関連するのかというのは素朴な疑問ですが,どういう結果になるのかわからない問題でもあります。

マキャベリアニズム,サイコパシー,ナルシシズム,サディズムといったダークなパーソナリティは,反社会的な意図に関連することが知られていますので,自動車の改造,特に周囲に迷惑をかけるような改造に関連すると予想することもできそうです。

というわけで,今回はマフラーを改造して大音量を立てるという自動車の改造が,ダークなパーソナリティに関連するのかを検討したという,ちょっと小ネタ重視の研究を見ていきましょう。こちらの論文です(A desire for a loud car with a modified muffler is predicted by being a man and higher scores on psychopathy and sadism)。

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