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SNSで本当の自分を出す人は幸福度も高い

SNSを使う時,何を書いたらよいのか,注意して使っていますか?自分をどのように見せるか,何を見せて何を見せないのか,自分のアカウントの書き込みを見る人がどのような印象を抱くと想像するか……そういったことを考えたりしているでしょうか。

そういったコントロールをうまくやっているように思えるかもしれませんが,その一方で,昔とは違ってSNSはどんどんと日々の生活の中に入り込んできていて,自分自身を隠そうとしても本当の自分がどこかに反映しているのではないかとも考えられます。


本当の自分

SNSで本当の自分ではない自分を示すというのは,ある意味で「自分に噓をついている」ともいえますよね。本当の自己ではない部分,自分とは乖離している自分の姿がSNSに反映する……こういうことは,これまでの心理学の研究でも「理想の自分自身と現実の自分自身とのズレ」とか「本当の自分(本来感)」とかといったテーマで研究されてきていることにも関連します。

では,どうやったらSNS上の自分自身と本当の自分自身とのズレを研究することができるのでしょうか。

ズレは不幸につながるのか

では,自分自身とSNSの書き込みとのズレについて検討した研究を見てみましょう。この論文です(Authentic self-expression on social media is associated with greater subjective well-being)。この研究では,自分の姿とSNS上の姿とのズレ,そして主観的幸福感との関連を検討しています。

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