天敵の食品

どうしても苦手な食べ物って，ありますよね。でも私自身は，そんなに食べ物の好き嫌いはありません。「何か好き嫌いはありますか？」と尋ねられた時は「何でも食べますよ」と答えます。基本的に何でも食べるからです。

ただ，昔は梅干しが嫌いで，赤じその味や匂いもダメでした。

その話は以前書いたことがあります。梅干しや赤じそが嫌いだったのにも理由があったようです。親に聞くまで，「それが理由だ」という自覚も記憶も全くなかったのですけどね......。

今では，梅干し嫌いも無事に克服しました。お弁当に入っていても，残したりはしません。「健康にいいはず」と，自分に言い聞かせてきた面もないわけではありませんけどね。

コカ・コーラ ゼロ ペットボトル 500ml×24本

避けたい食品

とはいえ，避けたい食品といいますか，成分が依然として残っています。

それは，
アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物
です。

食べるとどうなるか……これを使った食品に注意表示があるのですが「おなかがゆるくなる」のです。要は，トイレに入って，しばらく出てこられなくなってしまうのです。

DOC.moo | アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物

何に入っている？

この成分は，いろいろな食品に入っています。甘味料ですので，砂糖の代わりに甘味を生じさせるために食品に入れられています。しかも，砂糖の200倍の甘味があるということですので，ごく少量で食品を甘くすることができます。ですので，その食品の全体的なカロリーが低くなるというわけです。

たとえばダイエットコークやコークゼロ，ゼロカロリーのお菓子，それだけでなく「カロリーオフ」と書かれているものであればだいたい，この甘味料が入っています。

そして，キシリトールガムやアメです。ガムを噛んで歯の再石灰化もできないのか……と，年齢的に歯のことも気にしなければいけませんので少し悲しい気分になります。

どれくらい摂取できる

さて，コカコーラのページの中にある，アスパルテームの説明を見てみましょう。

アメリカの基準では，アスパルテームの摂取基準を体重1kgあたり50mgと定めているそうです。体重が70kgの人が1日に摂取しても安全な量は3500 mgなのだそうです。

アスパルテームについて、医療と栄養の専門家が知っておくべきこと。

ダイエットコーク330mlの中には，アスパルテームが185mg含まれているそうです。500mlのペットボトルだと，約280mgです。ということは，1日にダイエットコークのペットボトルを12本以上飲むと，一日の摂取量の上限に近づきそうです。

さすがにダイエットコークをそこまで飲む人はいないと思うのですが……。

ほかの情報を探すと，ペプシNEX ZEROは100mlあたり90mgのアスパルテーム量だそうで，500mlだと450mgになります。コークゼロはこの半分くらいの量だそうなので，上の話にだいたい一致します。

タイトル未設定

自分の場合は？

自分の場合，ダイエットコークのペットボトル1本で体調が悪くなるということはありません。ということは，アスパルテーム280mgくらいの耐性はあるということでしょう。

思い出してみると，「これはダメだったな」というものもあります。たとえば，ロッテのチョコレート「ゼロ」です。コンビニでつい，軽い気持ちで買って食べてしまったのが間違いでした……夕食後くらいにトイレに行って「あれ？どうして？」と思い出してみたところ，昼過ぎにこれを食べていたのでした。

ロッテ ゼロ 50g×10個

さて，箱入りのロッテ「ゼロ」ですが，1本10gのバーが5本入っています。そして，先ほどの成分表によると，アスパルテームは100gあたり424mg，50gだと212mgになります。ダイエットコークよりも少ないですよね……。

でも実は，このチョコレート，アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物だけでなくキシリトールやスクラロースなど，他の成分も結構入っていそうなのですよね。そのせいなのかはわかりませんが，私の体質で「おなかがゆるくなる」状態にてきめんに効果を発揮しました。

地雷のよう

これまでに食べて「これはダメだ」と思った製品は避けますし，実際，コンビニやスーパーで何気なく手に取った食品のパッケージをいちいち見ないことが多いのです。それに，少量なら大丈夫です。でも，果物入りのゼリーに入っていることもありますし，誰かからもらったあめ玉の場合もありますし，ちょっと口臭が気になって買ったガムやミントの場合もありますし，乳酸菌飲料にも入っているのです。

そしてどうやら体の許容量を超えると，夜遅い時間くらいに急にトイレに行きたくなります。トイレに入って「なんだよ，当たりはどれだよ！」と言いたくなる気分です。

どの食品があたるかわからないという，まるで地雷のような状況です。そして，自分の体型を気にしつつ，「カロリーオフ」という文字を避けなければならないジレンマに陥るのでした。

何でも食べ過ぎなければいいじゃないかって？いや、ごもっとも......。