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マスクに対する認識は男女で異なる?

一時期はそれほど「マスクを絶対につけなくてもよいのでは」という雰囲気だったように記憶しているのですが,すっかり「外出するときにはマスクがないとダメ」といった雰囲気になってしまっていますね。

とはいえ,実際にマスクをつけることには効果があって,一定の人々がマスクをつけることで集団全体で見ると直観的に思っている以上に大きな効果があるとも言われています。

リスクテイキング行動

危険があり得るということを認識しながらも,あえてそのような行動をとることをリスクテイキング行動といいます。

そして,リスクテイキング行動には男女で違いがあるということが,これまでの研究で示されているようです。

ただし,リスクテイキング行動の中身によって変わってくるようです。喫煙や飲酒,薬物使用などについては,女性よりも男性の方が頻度が高いことは想像できるかと思います。でもその一方で,ワクチン接種やあまり活発ではない運動行動などの場合には,男女の差はほとんど無いこともこれまでの研究で示されているそうです。

マスクの男女差

というわけで,コロナウィルス感染症が広まる中で,マスクを着用しないというリスクテイキング行動について,男女の違いがあるのでしょうか。

この研究を見てみたいと思います(Gender, face mask perceptions, and face mask wearing: Are men being dangerous during the COVID-19 pandemic?)。

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