本当に好きになった人は安易に褒め称えられないし、顔もちゃんと覚えられない説
なんでこんなお花畑な題材を2020仕事始めの前夜に書いているのか。
A. テラスハウスを見ていたからです。
(もちろん先週の最新話はチェック済で、前シーズンを辿りアーマンが振られたクリスマス回らへんを見ていた)
かなり前シーズンの話なのでネタバレ気にしませんが、
クリスマスデートをしたとしても、
「やっぱり友達でいたい、兄妹にしか思えない」
となってしまうのが女性にはとてもありがちなケースだなと思いつつ、男性にとってはなかなかショックだろうし、信じ難いことだろうな、と男女の生態の差を感じさせられた。
男性側の意見として、
「異性として意識してないならクリスマスデート合意するなよ!」
「異性として意識してないなら手を繋ぐなよ!」
というのもとても納得だが、女性(自分も含む)は初めから異性として意識していなくても、徐々にこの人いいな、となるパターンの人は実際かなり多く、クリスマスを過ごしてみて、手を繋いでみて「あ、やっぱり全然ドキドキしないや」と思って「付き合えない」とはっきり確信を持ったことにもだいぶ納得がいく。
テラスハウスを長年見ていて思うのは、直近のプロレスラーはなちゃんのように、一目惚れでフルスロットルに好きが加速する例は女性では結構珍しく、男性は大体初対面で
うわ、この人めっちゃ良いな!!!?!?!!!ドドドドドドド
((((心臓が突如ウーハー化))))
と思った人に、その先もストレートに好意を向けているパターンが多いということ。
前職で、社内向けに発信したコラム (コスメと恋愛にまつわる内容で、オープンではあるがslackのあるチャンネルにポストしたところ、エンジニアの人たちがチェックしているらしいscrapboxのbotチャンネルに流れてしまっていた)^o^(
で、男女ともにかなり反響をいただいた作内でも触れた内容ですが、
(某大御所硬派めエンジニアの方に、「めっちゃ名作だね」と言っていただいたことが励みのひとつでまた筆をとっています)
学生時代に仲の良かった男友達数名から聞いてその時とても納得したのは、
「男は異性と対面して1秒で、異性として有りかなしか付き合えるか付き合えないかを判断している」 説
保身のために補足すると、この話を聞いて納得したのはあくまで若さ溢れる学生時代で、もちろん、最初は何とも思っていなくても、時間を重ねて魅力に気づいていき好きが加速した男性も若い世代でもたくさんいらっしゃるかと思いますが
テラスハウスのシーンをざっと思い返していても、
うわ、この人めっちゃ良いな!!!?!?!!!ドドドドドドド
(((((心臓が突如ウーハー化)))))
と男性側がなった場合、その場では容姿を褒めることをしないでただ笑顔がこぼれる。というシーンがかなりたくさんあった記憶。
ということで、
初対面で安易に髪型やメイク、服を褒めてくれた人とは恋に落ちない説
この人素敵だな、と直感的に思った場合は、それをなんとか相手に悟られないようにする、見つめ合うと素直におしゃべりできないエピソードは今までしぬほど聞いてきたし、初対面じゃなくとも
「相手を褒めなければいけない」
という圧、もしくはプレッシャーを感じた間柄では、残念だが関係性に深みが出ることは一切ないような気がする。
はっきり断言するのは誰かにとって失礼にあたるかもしれないが、躊躇なく言わせてもらうと
人によっては、
「この人と繋がっておけば後に得だからとりあえず褒めておこう」
という魂胆でとりあえず褒める癖のある人もいるかもしれないが、メディアに取り上げられるような優秀なキャバクラ嬢やクラブのママ以外で、ナチュラルに人のことを初対面で気持ち良く褒め称えた人を、私は今まで見たことがない。
(キャバクラ、クラブに行ったことが一度もないので、素人界隈での定量)
だが例外がふたつある。
ひとつめ。
” あくまで紳士的な振る舞いとして ”
前職には、年齢不詳な目上の麗しい美女がたくさんいらっしゃり、その美女たちに対しては、咲き誇る花の美しさについ感嘆の言葉が溢れてしまう、というのが常ではあった。
(これは褒める側の私の一例ですが)
だがこの場合も、初対面の時に
本当に信じられない美しさですね!!!?!
======= 美に直面した感動により突如ギターソロが始まる ======
となるのはあまりにも不躾で不快な思いをさせてしまうので、口に出すことは絶対にできないしするわけがない。
その方と自然とお話できる機会が増え、カジュアルな笑い話をもさせてもらえるようになった時に、初めて感嘆文を躊躇なく発することができるのだ。
ふたつめ。
” もともと、その人のファンであった場合 ”
私は、最近完結した 『アラサーちゃん』 という漫画のファンだ。
まだドラマ化も単行本化もされる前から、偶発的にブラウザ上のweb漫画として見つけ、ギリギリ気持ち悪くならないセクシーさとポップさがある絶妙な絵のテイストと、人間模様とその裏側に潜む煩悩や魂胆についての観察眼の鋭さに魅了され、一気読みしどはまりした。
後に週刊SPA!で連載されていることを知るが、単行本発刊ごとに、話を追い続けていた。
著者と同学年なこともわかり、同世代ならではの感覚や価値観に共感できることも多く、(※ ものの見え方や感じ方に対し節々に共感がある感じで、 アラサーちゃんとまったく同じ経験をしてきた、というわけではない)
設定上はサザエさんのように同じ歳のままだけど、漫画を読んでいる時は、アラサーちゃんとともに一緒に歳を重ねている感覚になれたのも面白かった。
もともとファンである、しかも長年、というのは、その人と直接的な関わりがなくとも、とても確かに着実に、尊い気持ちが募っているものである。
確か去年の今頃くらい、下北沢の本屋でアラサーちゃん著者の刊行記念のトークイベントがあることを知り、私は秒でチケットを取りその日を迎えた。
幸運なことに、たまたま前列の方で観覧でき、最後の質問コーナーで挙手したところ当てられ、著者の方とお話する機会を持てた。
サクラ要員ではなく純粋なただのファンなので、質問に当てられる想定をしていたわけではない。
でも咄嗟に出た言葉で、私は著者と作品に対しての愛を再確認せざるを得なかった。
・まず、大好きです。と伝える
・なぜ好きなのかを具体的に伝える
・簡素に自己紹介をする(年齢が同じで、など)
・作品に出てくるエピソードに関連深いことで、話が広がりそうな個人的なエピソードを話す
我ながら、その雄姿に100点を送りたい。
この先また、ずっと好き(ファン)だった人と幸運にもお話できる機会に恵まれ、緊張しすぎてまったく何も話せない、という境地にも巡り逢えることも、密かに期待している。
早く、
「え、それ完全思わせぶりっしょ!!?!」
\\\\\〆のドラムソロ/////
と怒ったうっちーが女子部屋に乗り込んだ先の続きを見たいのに、思いの外長く書いてしまったので、
顔もちゃんと覚えられない説
を最後に簡単に書いてテラハに戻ります。
都市伝説的な謎として、
「〇〇のこと、本当に好きかどうかわからない…」
という世の中の女性たちの気持ちが私は本当にわからなく、
それは正直言って、
その人の良いところ嫌なところが「わからない」でなく逆にかなり解像度高く見えすぎていて、でも好きな気持ちもなくはないし…このさき可能性もあるかもしれないし…向こうは好きっぽい感じもあるし…という、
瞬間的な盛り上がりや条件だけ冷静に頭で吟味していて、そんなに好きではない状態だけどどうしよう
という風に思えてしまう。
死ぬほど面食いな人は、その人の顔が好きじゃない風に変わっていってもその人を愛し続けられるのか?というテーマにも繋がってくる話だと思うが、色んな要素の集合体が「その人」であって、「その人の像」は中身も含めて日々、そして年々進化(もしくは退化)していくものであり、勝手に好きになった他者が、「こうである」「こうであれ」と安易に決めつけられるものではないと思っている。
特に、本当に好きだなと思った人や大切な人に対しては、いくら知ってももっと相手のことを知りたい、となるし、好意を知られないために顔をしっかり見ることができなかったり、何かのバイアスがかかって正しく相手を見えていない可能性も感じ、この人はこんな人だ!と安易に言葉にしにくいことが多い。
両思いだったり一緒に居られる時間が多い場合は特に、相手も色んな情報や表情をたくさん与えてくれるから、「ひとつの顔」というものが定まって記憶されないのではないか、とたった今なんとなく思った。
” 恋愛でこじらせている皆さんへ”
とタイトルで語れるほど恋愛について偉そうにする立場でもなんでもないので、
個人的な定量観測結果のもとに話していますが、単なる主観、単なるテラハ視聴者のつぶやきと思っていただけたら幸いです。
この話がどこかの誰かのためになるのかはまったく定かではないが、
もしどなたか実生活でためになったことがあればご一報のほどを。
((((( 秀逸なアイディアが浮かび好機があれば、本当に心から好き!ってお互いに思えるカップルが増えるような、マッチングアプリも作ってみたい )))))
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