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和風オムライスとオニオンスープ
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オムライスは、そうだな、大学生とかになってガールフレンドが食べるのに付き合って食べたくらいしか昔の記憶がない。
何度も書いているからくどくなって申し訳ないと思うけれど、ぼくの育った家ではまず出なかったもののひとつだ。
恐らく当時のオムライスはちゃんと卵で包んでいるものだったので、面倒くさがりの母親はやってみる気にすらならなかったのではないかと思う。
だから子どもの頃から食べたことがない。
食べたことがないものを外で注文するはずもなく、もちろん存在は知っていたし、とても旨いらしいというのは知っていたけれど食べたことがなかったのだ。
ぼくは大学生になるまでオムライスを食べたことがないという事実に、わりと最近気がついた。
ちょっと衝撃的な事実だった。
いや、実際には食べたことくらいあったかも知れないが、まるで覚えてないのだ。
もっと言えば卵でケチャップライスを包んだだけなものを、何でそんなにありがたがるのか分からなかった。
そんなものに金を払う気がしれない、くらいに思っていたのだ。
だから自分で作ることもなかったが、結婚して家人がリクエストするようになって、さらには娘も好物のひとつに挙げるようになってしまったから、否応なしに作らざるを得なくなり、それで自分も食べたりするようになった。
正直に言うが、今でもそんなに旨いものという認識はない。
でもこれは家族のためである。
家族が好きなものを作る。
当たり前だ。
できるだけ旨いと思ってくれるように作る。
家庭内料理人の誇りだ。
そんなわけで...
オムライスのライスは武島たけしさんのレシピから頂戴した。
ソースは味噌を使った「味噌グラスソース」を拵えてかける。
こいつはハンバーグとかにも合う。
結論としては...
めちゃ旨ぇ。
いやマジ旨ぇ。
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