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フェルメールの焼きそば63
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どうせまた夜には「今日こんなものを食った」と投稿するのだけど。
昼飯に焼きそばを作って食うときに、テーブルにカーテンの隙間から日が差した。
一条の光芒を作り、その光芒はぼくに以前見たフェルメールを想起させるのである。
フェルメールはご存知のように「光と陰」あるいは精緻な描写やフェルメール・ブルーと言われるような色彩で、つとに著名なバロック期の画家である。
代表作というと「真珠の耳飾りの少女」などになるのだろうが、「ヴァージナルの前に立つ女」や「手紙を書く婦人と召使」のような窓から差す光を使った作品が気に入っているのである。
この焼きそばはフェルメールのモチーフとして成立するのではないか。
そんなことを思いながらもぐもぐ食うのであった。
まずは芸術よりも食欲だ。
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