【Atlas Style!対談Vol.3】「ペイ・フォワード」ってなんだろう?
こんにちは!株式会社アトラス 組織デザインチームの堀田です。
9月ももう終わりそうですが、ようやく涼しくなってきましたね。
今年の夏は本当に暑かったです……。夏が苦手な私としては、夜に肌寒さを感じると秋の訪れにわくわくします!
さて、アトラスのことを様々な面からお伝えしているこのnoteですが、今回はシリーズでお届けしているAtlas Style!対談の第3弾です!
今回のテーマはAtlas-ismの1つ「ペイ・フォワードの心と個人の力でチームに貢献」です。
過去のAtlas Style!対談はこちら
ゲスト紹介
今回もゲストを呼びました。
学術大会ソリューション部の上原さんと青山さんです!
2人とも堀田と年が近く、プライベートでも一緒にゲームをしたりする仲です!
それでは対談パートをどうぞ!
そもそも「ペイ・フォワード」って?
堀田:ペイ・フォワードという言葉にあまり聞き馴染みのない人も多いと思いますが、そもそもペイ・フォワードというのはどういうことか教えてもらえますか?
青山:はい。例えば私が上原さんにこの肉巻きライス棒(※)をあげるとしますよね?
※アトラス近くの焼き鳥屋の名物メニュー
堀田:!? はい。
青山:そしたら代わりに上原さんは今度堀田さんに何か食べ物をあげる。これがペイ・フォワードです。
一同:(爆笑)
上原:…説明が独特すぎたので補足すると、私はよく学生時代の後輩に「先輩にご飯を奢ってもらったらその恩は先輩に返すんじゃなくて、自分たちに後輩ができたときに同じように奢ってあげて」と伝えていました。これがペイ・フォワードだと思っています。
堀田:分かりやすい補足をありがとうございます(笑)。ペイ・フォワードは日本語だと「恩送り」とも言います。受けた恩をその人に「返す」のではなく、別の誰かに「送る」というのがポイントですね。
みなさんの業務で言うとどんなことがペイ・フォワードにあたりますか?
上原:例えば営業資料を上司にチェックしてもらってアドバイスをもらったら、そのアドバイスを他の人にも還元する、というようなことかなと思っています。
堀田:上司から受けた恩(アドバイス)を自分で止めずに、チーム全体に巡らせていくということですね。
では、ペイ・フォワードをするためにはどうすればいいんでしょう?ペイ・フォワードしよう!と思えば誰でもできるものなのか、何か能力?が必要なのか。どう思いますか?
青山:何を周囲に還元するかという判断が難しいなって思ってます。新しい知識や学びを得たときに、それが「他の人にとっても学びになるもの」という自信が無いとペイ・フォワードできないので……。
堀田:「自分にとっては学びでも、他の人にとっては当たり前かもしれない」と思ってしまうと遠慮しちゃいますよね。そういう意味では、個人の意識よりも組織風土が重要かもしれないですね。どんな内容であれ、還元しようとする姿勢が評価される風土でありたいですね。
齋藤:上原くんや青山さんの言っているペイ・フォワードは結構レベルが高いので、まずは誰かに仕事を手伝ってもらったら自分も他の人を手伝う、とかそういうところから始めていけるといいね。
上原:あ、それで言うと持論があるんですけど、誰かに仕事を手伝ってもらったり、助けてもらったりしたときは「すみません」じゃなくて「ありがとう」と言うほうがいいと思うんです。「すみません」だと「人を頼るのは良くないこと」みたいになってペイ・フォワードの流れが止まっちゃうので。「ありがとう」であれば前向きな感じですし、次のペイ・フォワードにつながっていくんじゃないかなと思ってます。
堀田:めっちゃいい話ですね!
「個人の力」について
堀田:現在のAtlas-ism検討時の裏話になりますが、たしか最初は「ペイ・フォワードの心でチームに貢献」でしたよね。
齋藤:そうそう。高橋さん(社長)の意見で「個人の力」が追加されたね。ペイ・フォワードの心があっても、個人の力が不足していると助けられてばかりになっちゃうから。
堀田:なるほど。じゃあ、この個人の力って一体なんなんでしょう?青山さんどう思います?
青山:性格や能力の個性のことかなって思ってます。
上原:うんうん。
青山:ただ、それをペイ・フォワードするのってすごく難しいなっていうのも感じてます。私はお客さんとコミュニケーションを取るのがすごく好きで、お客さんとの距離感だったり、関係性の作り方を褒めてもらえることが多いんですけど、それを他の人に教えられるかというとそう簡単じゃなくて……。だから、個人の力をペイ・フォワードに繋げることの難しさを感じます。
齋藤:個人の力にも先天的なものと後天的なものがあって、先天的なものはどうしようもなかったりするよね。だから、後天的に強みを伸ばしていくことが大事なんじゃないかな。周囲への還元という意味でのペイ・フォワードができるのは、後天的に成長した人だと思う。
青山:なるほど。
上原:僕もそう思います。個人の力をつけるには、まず自分の強みに気づく、そしてそれを伸ばす、そのうえで仕事に結びつける、というステップがあるなと思っています。
青山:ただ、自分の強みに気づくっていうのも難しいですよね。私は人から褒められたときに気付くことが多いので、誰かの強みに気づいたら褒めるというのはすごく大事だなと思ってます。
堀田:個人の力をどう伸ばしていくかというのは、今後のアトラスのテーマの1つになりそうだなと思います。ペイ・フォワードはチームのやり方・考え方を継承したり、チームのレベルを底上げしたりすることにはつながりますが、個人の力を伸ばさないとジリ貧になってしまうと思うんです。例えるなら、ろうそくの火を次のろうそくに移したところで、火の大きさは変わらない、みたいな。
齋藤:確かに。誰かがろうそくの火をランタンに移したりして、大きくしていかないといけないね。
堀田:いい例え!今日の対談の締めはこれにしましょう(笑)。個人の力とペイ・フォワードの掛け合わせで、ろうそくの火をキャンプファイヤーぐらい大きくしていきたいですね。
編集後記(by堀田)
Atlas Style!対談も3回目となりました。
ここまで読んでくださっている方ならなんとなく分かるかと思うのですが、アトラスの「働く上で共有する考え方」であるAtlas-ismは、あくまで「考え方」であり、それをどう具体的なアクションに落とし込んでいくかはチームや個人に委ねられています。
ああしろこうしろという具体的な行動が規定されすぎていると自由度がなくなってしまいますし、「何のためにやっているのか」を考えることを忘れてしまいがちになります。
なので、Atlas-ismをベースにしながら「何を考え、どう行動するか」が大切なわけですが、こういった対談の機会は他の人の意見に触れられて私自身改めて考える機会になるので、とても楽しいです!
読者の皆さんにアトラスのことを知ってもらうための企画ではありますが、社内向けの企画としても良いコンテンツになるように今後も続けていきたいと思います。ぜひ、次回も読んでいただけると嬉しいです!
そして、最後になりますがゲストで参加してくれた上原さん、青山さん、ありがとうございました~!
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