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HSP女子にとってのテレワーク

こんにちは、最近、音声配信アプリのvoicyがマイブームのまよねーずです。朝、犬の散歩をしながら、お気に入りのパーソナリティーさんの配信を聞いて、毎日ポジティブなエネルギーをもらっています。

さて、今日は、テレワークを経験して感じたことを書いてみたいと思います。(以前は完全対面だったのですが、最近、週2日のテレワークが許可されるようになりました。)テレワークを経験してまず感じるのは、HSP気質の私にとって、テレワークはとても集中しやすい環境だということです。

対面での仕事は、自分のペースが崩れる原因がたくさんあります(そして、HSPの私にとって、自分のペースが乱されたり、周囲が騒がしかったり、緊張感があってピリピリしているような環境は、大きなストレスになると感じています。)。私の場合、たとえ自分に関係のないことでも、周囲が忙しそうに動いていると、緊張してしまったり、集中できなくなったりします。また、私の職場では、基本的にチームで協力して仕事をするため、メールを打ったり他の作業をしながらでも、周囲の会話には常に耳を傾け、何が起こっているのか常に把握していなければなりません。さらに、同僚から話しかけられたり、質問を受けて作業を一度中断せざるを得ないことも多く、その結果、ルーティンワークのような仕事は問題なく終わらせることができますが、深く考えを要するタスクや、時間のかかる資料作成などは、定時後や休日に対応することになってしまいます。

もちろん、オフィスで一緒に仕事をすることで、チームとしての連帯感や絆が深まりますし、分からないことがあった時に、上司に相談しやすいというメリットもあります。紙での承認手続きやシステムへのデータの入力など、オフィスに行かなければできないこともあります。それでもやはり、オフィスに行って対面で仕事をすると、私の場合は、良い意味でも悪い意味でも、自分の本来のキャパシティを超えて仕事をしてしまいがちで、その結果、知らず知らずのうちに過度なストレスを抱えてしまっていました。なぜそうなってしまうのか、内的要因を分析してみた結果、

  • 何か質問されたり、困っていそうな人がいると、(自分の作業が中断されても)助けたくなってしまう。

  • 自分の仕事ぶりを評価されたいと思い、明らかに残業が必要な量のタスクを引き受けてしまう。オフィスにいると、同僚の姿が実際に見えるので、どうしても比較してしまい、負けたくないという気持ちから、余計に自分自身にプレッシャーをかけてしまう。

  • せっかく与えられた機会や仕事を無駄にしたくない、周囲からどう思われるかが怖い(仕事をしない(もしくはできない)人という評価をされるのが怖い)、また、仕事ができないと思われることで、仕事が回ってこなくなったり、戦力外と思われることが過度に怖い。

ということに気づきました。他方、テレワークであれば、これらのネガティブな感情を抱かせる要素から距離を置くことができるので、冷静にタスクをこなすことができ、仕事が終わった後の疲労感も、出勤したときとは比較にならないほど軽くなりました。


このことに気づいてから、Ted Talk でとある動画を見つけ、その動画がとても参考になったので、備忘録も兼ね、このページにも貼っておきたいと思います。(日本語字幕も付いています。)

この動画によれば、現代の職場で、我々は今まで以上に多くの共同作業をしていて、それが過重になっていることが問題になっているそうです。人は、その共同作業に参加しないという選択肢を与えられても、また、その作業に参加することによって過度なストレスを受けたり、本来の目的を達成できないとしても、なおその作業を請け負ってしまいがちなのだそうです。クロス氏は、どうしてそのような意思決定をしてしまうのか、そしてそれをポジティブな結果に変えるにはどのようにすればよいのかを説明しています。

まず、共同作業が過重になってしまう原因は、多くが我々の内的要因にあるのだそうです。それが、次の3つの感情です。

  • 他人を助けたいという気持ち → 役に立てば立つほど助けを求める人が増え、結局人助けの泥沼にはまり、自分の目標を達成できなくなる。

  • 達成感への欲求 → 小さな問題を、他人のために解決したくなってしまう。その結果、自分の成功に不可欠な重大な問題を避けてしまう。

  • 恐怖 → より良い機会を逃してしまうかも、最後のチャンスかもしれないと不安になり、その作業に参加したいと思ってしまう。また、周りの人にゆだねたくない、他人がなんというだろうかという不安。その結果、それが非生産的な選択であろうとも、何にでも「Yes」と言ってしまうことになる。                            

では、このような感情を乗り越えて、合理的な選択をするにはどうすればいいのかというと、

  • 「No」を気軽に言えるようになる。まず、何の計画や締め切りが迫っているかを明確にし、優先順位を付ける。

  • 優先順位がそれほど高くないもの、本当に自分がやらなければならない仕事以外は、他の人にゆだねる。(部下がいない場合は難しいかもしれませんが。。。)

  • 意識的にワークライフを築く。戦略的に目標を意識し、何を引き受けるべきか、何をすべきかを考える。すなわち、感情的な決定を下さず、その作業が自分の目標にどのように関連があり、週にどれだけの時間とエネルギーがかかるのかを常に考えるべき。


もちろん、仕事の性質や、チームでの立場、組織の雰囲気や考え方によって、この解決方法が万能であるとは限りません。(プレゼンターの調査対象である企業と、日本の企業の職場環境や組織体制は、異なる点も多いかと思います。)それでも、まずは内的要因にフォーカスし、それを変えようと少しでも努力することは、効果的だと思いました。そして、その努力の一環として、テレワークを取り入れてみることは、(特にHSP気質の人にとって)職場から物理的な距離を取り、自分のスペースを確保することによって、自分自身を、過重なストレスや作業に追い込みがちな内的要因から遠ざける手段になると感じました。


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