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20年以上勤務したベテランが、新しい挑戦の場を求めて転籍。

 ヒューマングループ内で人の動きを活性化させる社内公募制度。これまで多くの方々が、前職の経験を活かして新たな職種にチャレンジしてきました。同じグループ内の異動とは言え、そこには大きな決断があったはず。制度を利用し、転籍した皆さんにお話を伺います。

ヒューマングローバルタレント株式会社  事業推進室 プロダクト&マーケティング課 |千葉祥文さん

——転籍される前は、どのようなお仕事をされていましたか?
 
 20年以上にわたり、ヒューマンアカデミー株式会社に勤務していました。ゲームやアニメ、デザインやスポーツなどの分野で活躍したいと入学を検討する方たちに、全日制の専門校をご紹介する営業職に長らく携わっていました。校舎が全国にあるため、北は札幌から南は福岡まで、拠点長として多くの転勤も経験しています。最後の3年は校舎運営責任者として、学生の進路指導や講師の採用など、マネジメント業務に関わっていました。
 
——そのような大ベテランが、なぜ転籍しようと思ったのですか?
 
 常々、新しいことにチャレンジしたいという気持ちは持っていたものの、具体的なプランはありませんでした。きっかけは、営業を離れて学務責任者として学校運営に関わるようになり、より多角的な視点でビジネスを見るようになったことです。中でも学生の進路指導に携わったことが大きかった。その仕事を通じて、就職や転職に関わる仕事へキャリアチェンジを考えるようになりました。とは言え校舎運営責任者という立場もあったため、「3年連続で校舎目標を達成したら新しいフィールドへ」と自分に言い聞かせ、まずは目の前の仕事に取り組みました。
 3年が経ちその目標を達成できたので、あらためて社内公募を検討したところ、ヒューマングローバルタレントのバイリンガル人材事業に興味を惹かれました。そこで、満を持してチャレンジすることにしました。

——40代半ばを迎えてのキャリアチェンジに不安はなかったのですか?

  会社を変えるだけでなく職種も変えるわけですから、もちろん不安はありました。ただ秤に掛けると、新しい環境でトライしてみたいという思いが上回ったんです。バイリンガル人材事業ということで英語がいちばん不安でしたが、社内には英語力の高い日本人社員や、日本語力のある外国人社員が多いため、私の英語力でも、業務ができる職場環境であることを面接で確認させていただきました。そうした不安要素はあったものの、同じグループ会社への転籍なので、多少の安心感もありました。 

——現在は、どのようなお仕事をされていますか?
  事業推進室でプロジェクトマネージャとして、就職・転職イベント「Daijob Career Fair」の企画運営に携わっています。当社が運営するグローバル企業専門の転職サイト、「Daijob.com」のリアル版といった位置づけですね。グローバル企業とバイリンガル人材が出会う場として、出展企業さまと求職者の皆さまに喜んでいただけるようなイベントを運営しています。 

——前職の経験で、いまのお仕事に活きていることはありますか?

  業種はまったく異なりますが、学校運営においてもさまざまな部署の人と関わり、業務の調整を行うことが多くありました。その経験は現職でも大いに活かせています。マーケティングや営業など他部署はもちろん、社内外の多くの人との連携で仕事が成り立っていることは、前職も現職も変わりません。ありがたいことに前職では周囲の方々に恵まれ、そうした経験を積み重ねることができました。

 ——転籍して新たに身に付いたスキルはありますか?

  前職では、自ら新たな企画を立てる機会がそれほどありませんでした。すでにカタチあるものをブラッシュアップしていくことが多かったんですね。それに対して現職では、ゼロから企画する業務がとても多い。会社の仲間やお客さま、協力会社とディスカッションをして、ゼロから立ち上げていく、そうした力は転籍後に日々学ばせていただいています。慣れない仕事なので最初は大変なところもありましたが、いまはそんな業務を楽しめています。

——お仕事のやりがいは?
 
 大人数で一つのプロジェクトを動かしていくのは大変ですが、それを推進していくプロセスにはやりがいを感じています。また、そのように苦労して開催したイベントに、日本全国だけでなく、わざわざ海外から楽しみに来ていただく求職者もたくさんいらっしゃいます。そんな来場者から「有意義なイベントでした」「就職活動で役立ちました」などの声をいただけるとうれしいものです。何より、イベントをきっかけに就職が決まったという報告をいただけることが、私たちにとって大きな喜びとなっています。
 
——転籍して、生活に変化はありましたか?
 
 時間の使い方が大きく変わりました。前職では校舎で学生指導にあたる時間が業務の軸でもあったため、毎日決まった時間に出退勤していました。けれど現職は時間と場所に縛られる業務が少ないため、週1日だけ出勤し、他の日は在宅勤務としています。出社日と在宅日でタスクをうまく振り分けるなど、いまのスタイルに合った働き方を工夫するようになりました。プライベートな予定も組みやすくなったので、趣味のテニスを大いに楽しんでいます。
 
——今後の目標を教えてください。
 
 自分自身も経験したことでより強く感じるのですが、多くの方々にとって転職は人生の大きな転換期となります。その支援を行うことは、非常に社会貢献度の高い仕事だと考えています。社会人20数年のキャリアがあるものの、現職での私自身はまだ3年目の新人でもあります。多くの求職者と企業さまの架け橋となれるよう、これまでの経験をうまく引き出しながら、
商品開発力や企画運営力により磨きをかけ、今後とも精進いたします。


※2023年10月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
肩書き・部署名等は取材時のものとなります。


<ヒューマングローバルタレント株式会社・会社概要>
ビジネス・プロフェッショナル×バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comは、1998年にオープン。累計登録者数71万人、求人掲載数常時11,000件以上と、世界27カ国・8,400社以上の外資・日系グローバル企業から高い評価を得てきました。海外転職専門の「Working Abroad」や、職種やスキルに特化した「Daijob Specialists」シリーズの転職サイトも展開し、ダイレクトリクルーティングを含め、企業と求職者との効率的なオンラインマッチングの場を提供しています。