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7人兄弟のスポーツ一家!? ルワンダの結婚式に参加!

アマクル〜?(元気?)

先週は、選手の大会出場取り消しが決まったり、
気分の下がる出来事が多かったのですが、
今週は人の優しさに多く触れました。

では、スタート!


7月31日|何もしない日。

今日は、練習がおやすみだったため、
家でひたすらゆっくりして過ごした。

久しぶりにゆっくり読書をしたり
これからの活動計画を考えたりして過ごした。

何もしない日と言いつつ、
なんだかんだ活動のことをひたすら考えていたかも。

時間は一瞬で過ぎて
結局、答えは見つからないままだし、悩み続けている・・・。

夕方頃、散歩がてら歩いていると
陸上クラブの選手に遭遇。

明日でナショナルエグザムが終了するとのこと。

「いい感じだよ。進級できると思う」と手応えがあったことを
聞けて、嬉しい気持ちになった。

ここルワンダは、就学率は高いものの、
進級できる生徒の割合が非常に低い。

多くの生徒はドロップアウトしてしまう。
教員の質や学校に支払う教育費を支払えない・・・
様々な理由が絡み合っている。

スポーツで結果を残しているからOKではなく、
勉強もしっかり行う。

この考えは、カウンターパートとも一致している。
むしろ、私以上にその意識が高い。

文武両道。
応援される選手を目指して、残り1日のテストも頑張って。

8月1日|ハードルに挑戦!


朝練からスタート。
今日はハードルに挑戦。

股関節の柔軟性を高めること、
股関節から足を動かせるようになることを目的にハードルトレーニングをおこなった。

その流れで、ちょっとだけハードルの練習をしてみた。

結論からいうと、人にもよるけど
インターバルのリズムの刻み方が上手。

1度見ただけで、すぐに感覚を掴んでいた。
模倣する力が凄まじい・・・。

非常に残念なことに、ルワンダの陸上競技の大会でハードル種目は行われない。
試合用のハードルなんておろか、練習用のハードルすら存在しない。

世界を目指せるかもしれないのに・・・。笑

終了後は、ストレッチ。
互いにストレッチし合っている姿を見て
高校時代を思い出した。


- ナショナルエグザムを終えた選手。おつかれさま -

8月2日|スポーツ一家!

ナショナルエグザムを終え
東アフリカ大会に出場する選手の練習が再開!

彼女は短距離選手で
彼女の姉も実業団チームで短距離選手として競技生活を送っている。

練習をしながら、家族の話になった。
彼女はなんと7人兄弟。

そして、全員がスポーツをしているスポーツ一家だった。
7人のうち、5人は男で、2人は女の兄弟。

ハンドボール選手として活躍する彼女の兄は、
東京で開催された?大会に出場したこともある。
ネットで調べたら記事が出てくるほど有名な選手だった。

お父さんとお母さんは何かスポーツをしていたの?と聞くと
「ナーチョ」とのこと。


- スポーツ一家の彼女。大会終了後、おうちに行くことになりそう! -

「でも、ママは田舎出身だから、昔いっぱい走ってた」とのこと。
「走る」などの身体活動が生活の一部になっている。

地方には才能あふれる選手がきっとたくさんいる。
その可能性を見いだされずに生涯を終える人がたくさんいる。

可能性を見いだされて、教育を受けて、スポーツをする。
勝ち負けを味わう。目標を持つことの素晴らしさを知る。
達成感を味わう。

どれも、経験した私にとっては幸せなことだけど、
それが必ずしも幸せに結びつくとは限らないのかもしれないと
最近、考え始めている。

知らない、経験しない幸せもあるのかもしれない。
「可能性を見出したい」は自分のエゴなのかもしれない。

陸上コーチとして活動しているけど、
コーチとはそもそも、その人が望む将来に伴走する役割もある。
その人自身が気づいていない可能性を見出すことも大切だけど、
その人にとって何が幸せなのか。

自分の押しつけにならないように。
いつもその人自身の幸せを一緒に考えられる人間でありたい。

8月3日|幸せシナモンロール


今日は走り込みの日。
頼れるリーダーに頼み、タイム測定を任せた。

全員が自分自身で設定した目標タイムを達成することができた。
互いに走り終えて、ハイタッチしている姿を見て素敵だなあと感じた。

試合に向けた調整も順調で、怪我なく取り組めている。
このまま何事もなく、試合に挑めたらなあ・・・と思う。

朝練を終え、イチャーイを飲みに
先輩隊員さんもよく行っているレストランへ。

地元の人々も、10時頃にイチャーイとチャパティやマンダージを食べにやってくる。

いつもメニューは一種類しかない(笑)
チャパティ。笑

でも、時々店主の気分でシナモンロールを作ってくれる。
これが、とんでもなく絶品なのだ。


- ルワンダ人も好きらしい・・・ -

実際に作っている様子を見せていただき、
一つだけお手伝いしてみた。


- 不器用だけど、上手!上手!言ってくれた。 -


シナモンロールの甘さも甘過ぎず、本当に美味しい・・・。
これにコーヒーがあれば、完璧だ。

日本にいる時から、私はカフェが大好きだった。
ほろ苦いコーヒーと一緒に食べるケーキが大好きだ。

生クリームは苦手だが
プリン、チーズケーキとか日本ではいろいろなスイーツを選ぶことができる。

ここルワンダでは、スイーツをコーヒーと一緒に食べる文化があまりない・・・。そもそもコーヒーが好きな人も少ない。

大体はイチャーイ(甘いミルクティ)にマンダージ(サーターアンダギー)。

これはこれで美味しいのだけど、稀に甘いものが食べたくなる時がある。
シナモンロールはそんな時にぴったりだ。

気分でしか作らない、気まぐれではあるけど
だからこそ、シナモンロールが食べられる時は幸せを味わえる。

8月4日|ルワンダの祝日・ウムガヌラ、そして、ルワンダの結婚式

本日は、ルワンダの祝日・ウムガヌラ!
収穫への感謝と、来年も豊かに収穫できることを祈る日。

今日は首都のキガリへ…!

Guyさんが運営するスポーツ指導の教室
SGIがこの夏休み期間を使ってトレーニングキャンプを実施しているとのことだったので、その見学に行ってきた。

私の任地ルワマガナでもOFYERがトレーニングキャンプを実施しているのだけど、子どもたちが着ている服、髪型、使用している用具…何もかもが違う。

大体の子はオシャレなドレッドヘアに、スポーツブランドのTシャツ、1人ひとつ用意されているボール…。

一方で、ルワマガナでは髪型はみんな坊主、ボロボロの服、靴は履かずに裸足の子、そして、ボロボロのボール。

共通していることは
彼らはスポーツを楽しんでいるということ。

どんな環境でも、スポーツをする権利はあるし、その権利を保障しようと奮闘する人々がいる。
その事実があること自体、素晴らしいことなんだと思う。


見学後は、美味しいカレーを食べ
そのあとは教会へ。

聖歌隊メンバーの結婚式に出席することになった!
結婚式の会場は、赴任から1ヶ月間程、滞在していたホテルの教会で行われることもあり、この日を楽しみにしていた。

ルワンダの結婚式の流れは以下の通り。

01. 新郎新婦登場、披露宴
02. 教会でトラディショナルな式典
03. パーティ


- 待機中!- 


宗教によって異なるけど、私が今回参加した結婚式はこんな感じだった。
途中から参加したのだが、それも全く問題なし。

いつ来てもOK、いつ帰ってもOK!というかなり自由度の高い式だった。

みんな着飾っていてとても綺麗だった。

ツッコミポイントがたくさんあったのだが、その中でも一番面白かったのは
飲み物が運ばれてきて、全員で乾杯するのかと思いきや、
誰1人待とうとせず、飲み始めていたこと。

そして、スピーチをしている最中、誰1人として聞いていないことも興味深かった。
2時間近く開始が遅れて、みんなお疲れモードで、スマホをいじっている人や眠そうな顔をしている人ばかりだった(笑)

食事はなく、ケーキをみんなで分けながら食べるのだが、大きいケーキを一口サイズにしたものをお皿にいれて、各テーブルに配るスタイルだった。
みんな手掴みでバクバク食べていた(笑)

その後、新郎新婦の関係者グループがそれぞれにプレゼントを渡し、祝福の言葉を伝える時間になった。日用品や伝統的な品をお渡しする。
聖歌隊メンバーでプレゼントを渡したあとに、歌を歌った。

とにかく突っ込みどころ満載だったけど、初の結婚式非常に楽しかった。

8月5日|子どもたちのちょっとした変化

今日は朝練を終え、YEGOセンターへ。

協力隊のOBさんで、ルワンダでスタディツアーを行なっている竹田さん。
そんな竹田さんのツアー参加者がルワマガナに訪れてくださったので、ご一緒することに。

先輩隊員さんの活動場所でもあり、たまに訪れているのだけど、今日は素敵な瞬間を見ることができた。


12歳?くらいの男の子が、6歳の男の子にタイピングのポジションを教えていたのだ。
その時、ちょうどスタッフがおらず、助けを求めることもできずにいた。

隣に座っている男の子の様子を見て「こうだよ」と教えている姿がとても素敵だった。

思わずパシャリ!

- タイピングの練習!-

その後は、ツアー参加者の方々とランチを食べた。
ルワンダについてたくさん質問してくださったことで
自分自身もルワンダでの生活について振り返る機会になった。

8月6日|アクロバティックヨガに挑戦(笑)

今日は久しぶりに家の掃除。

1人暮らしには十分すぎる大きさの我が家・・・。
掃除が大変なもので、サボってしまう。笑

ベッドシーツを洗ったり、バスルームをピカピカにしたり。

ルワンダでは、共働き世帯は大体ハウスキーパーを雇っている。
雇うこともできるのだけど、できる限り自分でやりたい!と思っている。
現地の人々に雇用の機会を創ることは非常に大切なので、1年目以降に雇うことも検討している。

昼からは、先輩隊員さんが家を訪れてくれて、一緒に運動をした。
筋トレしたり、側転の練習をしたり。

そして、初めてアクロバティックヨガというものに挑戦した。笑

https://soelu.com/articles/?p=7204

インナーマッスルを鍛えたり、バランス感覚を高める効果があるらしいのだけど、
「これできないかも・・・でもやってみよう!」という挑戦することの楽しさやできた時の達成感を味わえた!

リフレッシュできた休日だった。

おわり

今週も楽しい1週間でした!
任地で過ごす毎日はとっても有意義です。

もちろん嫌なこともあるけど、
それ以上に人と人とのつながりを感じたり
心があたたまる出来事もいっぱいあります。

ルワンダに来てから、もう半年です。
驚くほど早い・・・。

さて、来週の後半から、大会の引率で2週間ほど出張です。
楽しみます!


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