管理栄養士になるために私がしたこと(大学編1.2年生編)
アスリート専門管理栄養士の小笠原真智です。
小笠原の自己紹介はこちらのブログにまとめてあります。
今回のブログではアスリート専門管理栄養士になるためにどんなことをしたのか大学1.2年生編についてお話していきます。
大学に入学した最初のころ
高校の時にアスリートをサポートする管理栄養士になろうと思いました。
『管理栄養士になろうと思ったきっかけ』はこちらをご覧ください。
大学に入学した私は、
「どうすればスポーツ栄養が学べるのか」を知るためにインターネットで「スポーツ栄養」というキーワードを検索に入れて調べました。
スポーツ栄養のセミナーが開催されていることを知り愛知県から東京や大阪まで夜行バスに乗ってセミナー受講していました。
セミナーをたくさん受講していました。
が、
わたし、とっても「恥ずかしがりや」なんです。
セミナーに行っても、先生に質問もできずに聞きに行って帰ってくるだけ。でした。
そんな日々を送っていましたが、
「わざわざ東京大阪まで行っているのに聞きに行くだけでスポーツ栄養士になれるのか?」
「お金もったいなくね?」←ケチな思考(笑)
と思い始めました。
でも性格はなかなか治らないもので、気が付けば、大学1年の冬になりました。
「このままでいいのだろうか・・・」と悩む日々。
中国で開催される「社会経験プログラム」に参加を決意
悩んでいるときに、バイトの先輩から中国(上海)で行われる1か月の社会経験プログラムを紹介してもらいました。
詳細はまたブログ書きます☺
何か行動を起こさないといけないと思っていた私は視野を広げるために行くことを決意!
参加してきました。
プログラムは日本から10人の大学生が集まり、上海の日系企業に1か月滞在して、ディベートやプレゼンテーション、海外インターン、ビジネスモデルなどを学びました。
まずそこで驚いたのが、ディベートで熱く議論しあっている大学生や、自分の意見をはっきりと話す大学生たちがたくさんいること。
その環境を見て、負けるわけにはいかないと、体育会系の血が騒ぎ(笑)
「質問ありますか?」や「自己紹介してください」と言われたら誰よりも先に手を挙げるというミッションを自分に課しました。
お世話になった日系企業の社長さん、同じプログラム生との写真
母校に栄養サポートのお願いに行く
蜜の濃い1か月を過ごして帰国し、「スポーツ栄養につながる経験を何か始めよう」と思うようになりました。
自分の母校の部活にボランティアで栄養サポートさせてもらいにお願いしに行き、栄養サポートを開始しました。
初めての経験で何をすればいいのかわからない状態でしたが選手の立場になってみて「何をしてくれたらうれしいのか」を考えた時に私が高校生の時だったら何をしれたらうれしいかな~。と振り返り、「選手が知りたい情報を伝えよう」と思い、月に1.2回くらいの頻度で、練習前の集合の時にグラウンドで10分程度のセミナーを開始しました。
テーマを決めて、A4サイズの資料を作り、選手の前で話す。
初めての取り組みで、毎回反省の連続でした。
★初めて作成した資料の写真
まだまだ改善の余地ありですね(笑)
特に難しいと感じたのは、「選手がどうすれば興味を持ってくれるのか」です。
選手全員が栄養に興味があるわけではありません。
セミナーをやるときに最初のつかみで、話を聞くのか聞かないのかが決まるなと思っていました。
・導入でどんな話をするのか
・どういった言い回しがいいのか
など。
いろんなパターンを試してみたり、実際に職業でセミナーをされている方の話を聞きに行ったり。
これに関しては、今でもまだ試行錯誤しています(笑)
夏合宿での栄養セミナーを開催
母校では毎年夏にほかの学校と合同で合宿をしています。
150人くらいの生徒が集まり3泊4日みっちり合宿をします。
「こんな大勢の前で話す機会なんて滅多にないし、ここでセミナーできたら、怖いものなしになれるんじゃないか。」
と思った私は、先生に合宿中に栄養セミナーができないかをお願いしました。
先生は快くOKしてくれて、初日と2日目の夕食&お風呂後20時から1時間の時間を私に与えてくれました。
この時間帯、皆さん想像してみてください。
きつい練習を終えて、ご飯を食べて、お風呂も入ってすっきりした状態。
そう、めちゃくちゃ睡魔に襲われる時間帯。
そこで小笠原が思ったこと
「この最高に睡魔に襲われる時間帯のセミナーを、聞いてもらえる内容ができたらわたし、無敵になれるのでないか。」
今思うと、小笠原はドMなんですかね?(笑)
どうすれば聞いてもらえるセミナーができるかを考えた時に自分に関係ないなと思われたら、聞かないけど自分に関係あるなと思う内容にしたらいいのでは。とひらめきました。
そこで、全員に事前に食事の写真を撮ってきてもらい、それを事前に準備したチェックシートに沿って、
自分の食事内容をチェックしてもらう
↓
自分で評価してもらう
↓
改善点を見つけ出す
といった流れで、セミナーを構築しました。
結果としては、ほかの学校の先生に
「あの時間帯で、あの人数でのセミナーで寝てる子がほとんどいなかったってすごいよ。内容も面白かった」
と言ってもらえました。
他の学校の先生にも
「学校でやりたいから、資料もらうことってできる?」
と言ってもらえました。
私の大きな挑戦は成功したのではないかなと思います。
ちなみに大変だったのはそのあと。
150人分の資料にコメントを書いて返却しようと決めていましたが、実際に始めると全く終わりが見えない。(笑)
半泣きしながら夜な夜なコメントを書いた覚えがあります。(笑)
その後の環境の変化
夏休みが終わるころにコメントを書いた資料を各学校へ無事に返却も完了。
合宿のセミナーが終わった後くらいから
他校の先生から「うちでもセミナーをやってほしい」
と言われる機会が増えてきました。
後は、ほかの学校の部活の先生から、
「〇〇高校で栄養ボランティアしている子ね」って話しかけてもらえるようになりました。
後から聞くと、ボランティア先の母校の先生が、
いろんな学校の先生に私の話をしてくれていたようでした。
理由は
合宿でのセミナーの内容が良かったことと
そのあと150人分の資料にコメントをして返却したことが先生の胸に刺さったからだそうです。
それからほかの学校にセミナーに行く機会が増えたり、陸上競技の先生方と仲良くさせてもらうことができました。
ここまでが大学1.2年の小笠原がアスリート専門の管理栄養士になるまでにしたことです。
次は大学3.4年の小笠原がアスリート専門の管理栄養士になるまでにしたことについてお話していきます☺
サポートしてもらった”おきもち”は、サポートしているアスリートが試合でいい結果をだした時のごほうび品として使わせていただきたいとおもっています☺