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陸上競技インターハイでの勝ち飯

アスリート専門管理栄養士の小笠原です。

2019年の高校総体陸上競技大会、通称沖縄インターハイに管理栄養士として帯同し、1週間かけて栄養サポート、食事作りを担当しました。

帯同に読んでくださった高校は大学生の時からボランティアで栄養サポート、栄養指導をしてきた高校です。


そのインターハイの時のことを監督が会報に書いてくださいました。

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1年前のことを思い出して、懐かしい気持ちになったのでインターハイでの食事作りに関して書いていきます☺

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インターハイは5種目計8名が出場し、インターハイ開催中ほぼ毎日試合があり、その日数は1週間にも及びます。

遠征だと外食やコンビニ飯が続き、コンディショニングを整えることが難しくなります。
いつもと同じような食事をとることでストレスも少なくすることができます。

そこで、選手が普段食べている試合飯を沖縄の地でも再現しようと、遠征までの間に選手の保護者の方と連絡を取り、各選手が試合の日に食べているものや、アレルギーの有無を事前に確認をしました。

試合は1週間にわたりますが、様々な種目に出場する選手がいるため、初日から出場する選手、出場種目が日程の後半で出場する選手と様々です。
そのため、選手の状況に合わせたお弁当を作ることにしました。

出場種目が日程の後半で出場予定の選手には、コンディションを落とさぬように、地元沖縄産の色の濃い野菜をふんだんに使用した抗酸化作用、疲労回復を目的とした内容にしました。

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約16名のおにぎりを作るのは大変だったので、おにぎりはいつも総監督がお手伝い。有難いですね。

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出場選手用には、いつも試合当日に食べているお弁当をご用意。

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こちらの選手はいつもシンプルなものを好んで食べるという保護者からの情報を頂き、そのまま再現をしました。

インターハイ後、保護者から連絡を頂き、「いつものお弁当そのままでした!」と連絡いただきました(笑)

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翌日も、まだ出番が来ない選手用のお弁当はコンディションを目的とした
腸内環境を整える(食物繊維、塩こうじ)
抗酸化作用(鮭、トマト)
貧血予防(あさり)
が入ったお弁当を準備!

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昼食はいつもテレビを見ながらリラックスした雰囲気で食べていました~☺

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多くの選手が出場する男子4×400mR予選の日
夕方に予選が開催されるため、お昼ご飯は消化が良く、エネルギーになる冷やしうどんを準備しました。

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遠征が続くと、疲労が出てきて、消化能力も落ちてきますので、食べやすいものになっています。

さらに夏の沖縄はとっても暑い!!
冷やしうどんは食べやすくて喜んでもらえました☺


そしてそして最終日

最終日は大本命の男子4×400mRの準決勝と決勝が2本立てでありました。
全国大会の決勝に出場するのはいつも私立の強豪校が名前を連ねます。
その中に公立高校が出場するのは快挙なことです。

今年の我々にはそのチャンスがありました。

同じ日に準決勝、決勝が開催されるため、私に課せられた本日最大のミッションは急速のリカバリー、エネルギー補給です。
そして、準決勝、決勝の間の時間はそんなにないため、消化の良い料理を準備する必要があります。

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食べやすいように3種類のおにぎり(左から甘辛肉巻きおにぎり、ツナおにぎり、オムライスおにぎり)

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おにぎり以外に食べたい選手に沖縄のご当地グルメのフーチャンプルーを準備。
このフーチャンプルーは選手の口に合ったようでめちゃくちゃ美味しい!といってくれました☺(嬉しい)

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地元のフルーツ毎日たくさん準備!
さすが沖縄、フルーツが甘くてとっても美味しいんです☺

準決勝、長年のライバルチームに鼻差で劇的な勝利をし、公立高校では快挙となる決勝にコマを進めました。

我々の高校以外はすべて有名な私立強豪校。

その中で堂々とした走りを見せ、7位入賞と素晴らしい結果を見せてくれました。

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1年以上が経過した今も、この時のことを思い出すと胸が熱くなります。
選手から感動を勇気をもらいました。

選手たちはそれぞれ別々の大学に進学し、コロナ化の中で懸命にさらなる高みを目指して練習に励んでいます。

また帯同したいな~。

選手たちが成人を迎えたら、監督・選手・スタッフと飲みに行こう、この時の思い出話をしようという話になっているのでそれが楽しみで仕方ありません!
コロナも早く収束してくれることを心から祈るばかり。

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サポートしてもらった”おきもち”は、サポートしているアスリートが試合でいい結果をだした時のごほうび品として使わせていただきたいとおもっています☺