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自然の中に生きるということ

田舎暮らしをしていると、
否応なしに季節を感じて生きることになる。
 
 
山に沿って歩く通学路は、
春にはかわいらしい花がひらりひらりと舞い、
夏になるとぴょんぴょん毛虫たちが揺れ、
秋には木の実がコツンと頭にぶつかって、
冬になれば赤や黄色の葉っぱの絨毯が道に敷きつめられる。
 
 
冬は、直売所も大賑わいだ。
畑からそのまま届けられる白菜、大根、小松菜、ほうれん草、チンゲン菜、山芋、八頭、ごぼう…
毎朝毎朝、山盛りの野菜たちがみずみずしい色香を放つ。
 
 
東京のスーパーではめったに会えなかった
活きのいい葉っぱ付きの大根もここでは当たり前!

苦味のある大根葉は、
塩を入れたたっぷりのお湯で湯がいてあげれば
柔らかくて甘くなるよ。
 
 
直売所で出会ったおばちゃんに教わったとおりに
大鍋でやさしく湯がいてあげると、
葉っぱがふんわりと柔らかく水分を含んで淡い緑に変わる。

 
 
その葉を冷水にさらしてからつまんでみたら
あらまぁ本当に甘みのある美味しい葉っぱに大変身!!
 
 
ついついつまみ食いが本格的になって、
ごま和えが合いそう!と材料並べる晩ごはん後の夜なべ仕事。
 


 
明日の朝ご飯と、お弁当にも入れてあげたいな。
 
 
はざかい期が来れば、
直売所は少し寂しさが見え隠れ。
けれど、どんな野菜も一年中並ぶというのは
文明の力だと知るにはちょうど良い。
  
 
季節があって、季節に合わせた収穫がある。

自然の偉大さ、貴さを通して、生きるとは何かを
肌身で感じるのだ。
 
 
便利さ快適さによる心地よさと、
季節に左右され、自然に付き合う不便さの中にある豊かさ。
 
 
そのどちらもがあることを、理屈ではなく生活で知る。
それが田舎に生きる醍醐味の一つ。
 
 
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