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【作品だけがすべてじゃない】I保育園20200604

活動再開してから初めての造形時間。

園ではあまりやったことがない、というお話だった身近な素材でつくる立体制作を提案しました。

早々に「色水遊びがしたい」との声。

やりたい事はぜひやってもらいたいのですが、ひとまずたくさんの廃材と呼ばれる素材やビニールテープ、セロテープ、ホチキスなどの接着、ハサミの話をしました。

素材をじっくり選んで静かに淡々と制作を始める子、つくる→見せる→展開する→見せるといった流れでひとつの作品を次々と発展させていく子。

男女混ざった3人のテーブルでは最初それぞれサッと作品を作ったものの「コレに水を入れてみよー!温泉を作るぞ!」と紙箱に流し入れてみたり、トンネルを作ってそこから水を流してみたりと共同制作での遊びに発展。

気がつくと淡々と制作していた子たちも「コレを使った方がいいんじゃない?」と提案したり、作品の双眼鏡で3人の様子を眺めていたり、溢れた水の拭き掃除を手伝ったり。3人も他の子の様子を時々見に来たりとそれぞれゆるやかなやりとりがありました。

最後は色水も取り入れて終了。
「今日の色水は少しでつまらなかったから今度はいっぱいね」と約束して終わりました。

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残った作品は3人の5点。

どんな作品ができるのかなぁと私の浅はかな欲を気持ち良く裏切って、「お腹すいた〜」とお昼ごはんを食べに軽やかに出ていくたくましい背中を見送るのでした。

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