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刈り上げと髭とメガネ

popup出展の約1週間前
革職人は髭を剃りました。

長い会社員時代のほとんどを髭有りで暮らしてきた彼が(髭OKの会社だったので)、仕事のために髭を剃りました。百貨店に立つから、と。

彼が髭を剃ったのは、過去にも一度あって、アメリカ出向が決まった時。
いつもどんな時でも髭OKの会社…が、アメリカ大使館でのビザ発行面接は髭を剃って行ってね、と。でも今はどうやらビザ取得に髭のことはもう言わなくなったっぽい?とか。なんだったんだ?という感じだけど、その後のアメリカ生活の3年間、あまりの忙しさに髭を構っていられないと、ずっと髭なし生活を送ってました。帰国してまた髭をいじる余裕ができたみたいで髭生活再開。日々整えてた訳ですが、こういうスイッチって、ある意味"気合い"みたいな意味を持つようになるんですよね。

私もpopup前には
こめかみから髪の毛を3mmに剃り上げるので分かるんです。
だから、同じだね、と笑いました。

そして私は刈り上げプラスもう一つの決意といいますか、大人の階段を登りましたのでご報告します。

百貨店によっては、カード決済はレジにご案内せずに私たちが行うようになったので、私はついに、メガネを作りに行きました。
そう、アノ、メガネです。。。
大人のメガネ…

一応まだ見えるのですが間違いがあってはいけないし、暗めの場所だとさらに見えにくい。お客様をお待たせするわけにもいきませんから、仕事の効率化のためにも、必要な時だけ一時的に使う用のアレ・メガネです。

ズバッと、老眼メガネ、と店員さんに言ったところ、丁寧に、お手元用のメガネですね、と切り返していただきました。
今はそういう言い方をするのですか!
それとも昔からそのようにお気遣いの接客だったのでしょうか!?
数年前にリーディングメガネという言い方を聞いた時もほほーとなったけど。
もう"老眼"なんて言葉は昭和の亡霊となったのかもですね。

でもミシン製作ではまだ使いません!
製作中は手元をかなり明るくしているのと、ものすごい集中しているようで、まだ見えるんです。現役です!

仕事が終わると、途端に見えなくなる事もあります。集中力のすごさよ、と自分で勝手に思ってる。

革職人は元々メガネっ子。
そこに大人の事情も加わり、色々調整しながら自分の塩梅を探っています。

若ぶって大丈夫大丈夫と言ったところで、人様に迷惑をかける訳にはいかないし、刈り上げと髭とメガネが、ある意味出展時の緊張感があって、なんかいいなと、そんな風にも感じています。

ちなみに私はもう40歳くらいから自覚症状があって、周りから早すぎない?とか言われていたのですが、メガネ屋さんに聞いたところ、遠視の人は30代半ばくらいから自覚症状ある方多いですし、50代くらいで、ご自身ではまだまだ、とおっしゃる方もいらっしゃるのですが、検査上は明らかに症状が始まっている方がほとんどです、ということでした。

大人の階段はみんな上るもの。
ということですね。

私が選んだのは大きめ丸メガネ。
丸顔に丸メガネ。
勇気あるでしょ?笑
でもキャラ的にいい感じだと思ってます。
私から丸を取ったら、刈り上げしか残りませんから、笑。

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