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出雲大社の遷宮での不思議な話②

初めて日本海側。
地元のおいしいお魚が食べたいと思い、
出雲駅前の飲み屋街【代官町】に出かけることにした。

せっかくだから個人店に入りたいけど本気の飲み屋ばかりで1人では入りづらい…
何度かぐるぐると歩き回ったのち、
待機所に停まっていたタクシーの運転手さんに
「女性1人でも入れるおいしいお店ありませんか?」 と尋ね、
タクシーの目の前にあるお店を紹介してもらった。

そこは人の良さそうなご夫婦が切り盛りしている飲み屋さん。
アットホームな雰囲気で常連らしき地元のお客さんが2人座敷で飲んでいた。
女子一人で入っていったことに、ものすごく驚かれた。

ただ、のどぐろはお刺身はなく、煮付けをお願い。
それでも生まれて初めてのどぐろを食べられたことが、とても嬉しかった!!

「遷宮に来たの?」
と、店主さんに話しかけられた。
東京から来たことを伝えたら、
たまにわたしのような女子が来ることも話してくれた。
座敷にいた常連さんは、一人は代官町の主と呼ばれるおじさま。
一人は隠岐の出身めちゃくちゃ面白い男性。

テレビで見たことがあって、なんとなくは知っていたけれど、
出雲の言葉って、本当に東北弁に似てるのね。
東北に親戚のいるわたしには、なんだか親しみが湧いた。

常連さんたちとも話が盛り上がり、代官町の主のおじさまに
「オレが出雲の良さを教えてやる!!」
と、その飲み屋街(社交街)に連れ出されることに。
そのお店の食事代もおじさまが払ってくれた。

バー、キャバクラ、お寿司屋など5店舗は回ったはず。
どのお店も東京から来た若い女子に優しくしてくれる。
お腹いっぱいで、お寿司を満喫できなかったのは残念だけど、
本当に楽しい夜をすごした。

次の日の遷宮には朝早く行くため、その日は解散。
「遷宮終わったら連絡して」
とおじさまに連絡先を渡されました。

翌日の朝ご飯のおにぎりを駅前のコンビニで買い、
ホテルに帰ったのは22時過ぎ。
短い時間で濃い夜だった。

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