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自分という枠の制限を織りなす思考

【1年前の自分】と【いまの自分】を客観的に見る機会
実を言うところあまりなかったので、今回少し深掘りしてみようと思う。
 
1年前
私は文字通り苦しんでいたし、もがいていた。
日々自分のできる最善を尽くして生活していたし、仕事も誇りを持ってやっていた。
幸いにも好きな人と結婚して、子どもが欲しいと思っていたらタイミングよく妊娠し、思いがげず2度も死にかけながら娘が生まれて、どうにかそれまでの生活をそれまで通り過ごせればいいと思っていた。
 
好きなヨガをして、大好きな家族と過ごせて
腕時計修理の仕事も楽しくて、これ以上何を望むの?
 
そんな思考の中に
澱みが生まれる瞬間があった。

 
いままでと違う。
いつもと違う。
 
 
ワタシガワタシジャナイミタイダ
 

いつからこうなった?
いつまでこのまま?
 
これからずっと?
 
 
何が変わったの?
どうして変わってしまったの?
 
 
違和感という言葉よりも深く重みがあって
痛みや苦しみという言葉とも違う。
 
 
明らかに変わったと思ったのは
出産直後からだったし
それを理由にする自分もいた。
 
 
だからいままでの自分を取り戻そうとそれまでよりも努めて完璧に仕事を時間内に終わらせて、保育園への送迎や家事育児をして週末は作り置きの調理時間に時間を費やした。
 
けれど、積み重なるタスクは娘が成長する毎にますます増えていく。

こんなはずじゃない。娘との時間が取れない自分にも笑顔で一緒に居られない自分にも日を追うごとに失望する自分がいた。
 
 
疲弊していく生活の中で削っていくのは、結局自分の睡眠時間。
 
 
いつのまにか
鏡の前に立つ、知らない自分がいた。
肌はくすんで、うまく笑えない。笑ってるはずなのに嬉しくなさそうなんだ。ああ、わたしはいつのまに、こんなに自分で自分を束縛し続けていたんだろう。 

 

限界に達していた、そんな時になってから
やっと
 
変化していく自分を許容することを決意した。
 

 
これ以上何かを理由にして
今が充分シアワセなんだ
これ以上のシアワセを求めようとするな。と諭す自分の中の一部を
変化しようとしない自分を変えることにした。
 

仕事をしていようとしていまいと 
 
不安も心配も
ないわけがないじゃないか。

 
 
仕事を辞めると決めた後
同僚に伝えるまでに自分の中で準備をしてきた。
時間を必要としたし、ある程度予想していた引き止めや
ありえないレベルで足元を引っ張られるような反応もあった。
 
 
それも結局は毒出し作業で
デトックスでしかないからと思いながら
こころの中では
千切れてしまいそうな綱でバンジージャンプでもしている気分だった。
 
 
 
いま。
日々できること、したいことを一歩一歩積み重ねることで
生活が出来上がっている。
 
 
フルタイムの正社員で働いていた頃とは違った時間感覚のなかで
日々クライアントのからだと向き合うこと
 
けれど仕事をしていると
腕時計修理で培った瞬時の閃きとか応用力とか
思考のパターンを変えてみるとか
色んなことが役立っていると実感する。
 
 
そして
日々出てくる自分のなかでの自分に対する【枠】に驚かされている。
 
  
これは自分ではできない
わたしにはまだオーバースペックだ。
もう少し成長してからじゃないと太刀打ちできるか…
 
 
その度に気づいてしまうんだ。
いままで制限や制約を与えていたのは

自分自身だったってことに 

 
え?
まだこんなふうに自分を戒めるの?
囚われの思考のなかで、できない自分と名前をつけて檻に閉じ込める?

 
ああ、
そうか。
 
できるかできないかを決めるのは結局は自分自身であって
行動する以前に
わたしの思考そのもので
出来上がる未来をすでに決定づけているんだ。
 
 
わたしが自分を
格好良く生きる人生に変化させて
 
わたしが自分を許容しない限り
わたしがわたしを愛していない限り
 
愛する人生を送れないんだ。

 

 
自分なんて
理想に近づくなんて到底無理な話だよ。
 
って思っている人がいるとしたら
その思考ルートを変えていかないと自分自ら作った囚われの思考の檻に
死ぬまで閉じ込められたままだよ。
 
だからこそ
自分を受容するための準備をしてほしい。
 
いまいる
ここに存在しているだけで愛しいと思う
生きているだけで奇跡だって
 
ないものにばかり
持っていない物にばかり焦点を当てるんじゃなく
心臓を鼓動させて、肺が呼吸し
からだが生を持続させていることに
 
 
たまには焦点を当ててみよう
 
 
構造物として
骨格や筋肉や内臓や筋膜を構成して
いま生きている自分
 
 
自分が自分自身を否定しない限り
いくらでも変化を受容してシアワセになるよ。

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